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純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)が帰ると、五郎(田中邦衛)は完成した丸太小屋に住んでいた。ある夜、死んだと思っていた螢のキツネが何ヶ月ぶりに帰ってきた!
<出典>FOD公式
令子の葬儀も終わり、あれから1週間ほどが経ち、純や蛍はまだ東京で雪子の手伝いをしているのだった。
喪中のはがきを出す手伝いをしていた蛍は、北海道では大きなニュースになっていた台風のことが、東京では簡単に済まされてしまっていることに寂しさを感じていた。
それを聞いた雪子は、大したことないからこそ簡単にしているのだと、蛍を安心させるのであった。
北海道のことを心配する蛍とは反対に、純は一向に家に来てくれないけいこのことをずっと考えているのだった。
令子が亡くなった報せを聞いて来てくれると信じていた純は、けいこが冷たくなってしまったのだと落ち込むのであった。
その頃北海道では、大きな台風に見舞われ、中畑の家でも停電が起きてしまっていた。
さらに空知川の水嵩が増してくるなど、東京の温度とは違い、北海道では大きな被害を受けるのであった。
草太との夜
そんな中、雪子は富良野にいる草太へ手紙を書いており、そこでボクシングの試合で負けて帰ってきた日のことを思い出していた。
負けたことで肩を落とし帰ってくる草太を迎えにいった雪子は、2人で近くの喫茶店へと入っていく。
なんとか元気づけようとする雪子に、草太はつららが風俗で働いていることを心配していることを話し始める。
そんな草太に、雪子は夢があるからこそ頑張れることもあるのだと、風俗店で働くことが必ずしも悲観的な思いからではないことを告げる。
するとしばらく黙り込んだ草太は、これからつららと付き合った2年8ヶ月という期間雪子と会わないことを決心したのだと告げる。
草太は2年8ヶ月後に、雪子はこの地にいるのかなと、不安や来たい込めた言葉をかけるのだった。
次こそは
雪子は、そんな草太の言葉が胸に刺さり、自分にはその覚悟があったはずだが、今は揺れてしまっているのだという。
この1年間、純や蛍がそれぞれに色々感じ、成長して富良野の住人として生きていることに尊敬を感じていた。
しかし自分はなかなか成長していないこと、さらに住人になりきれていないことに不安を感じているのだった。
そんな中草太から言われた言葉に、自信を持って答えられなかった自分にやるせなさを感じているのだった。
そんな雪子は、次に富良野に行ったら今度こそはちゃんと住人に慣れるようにと手紙に綴るのだった。
変わったのは…
けいこが来ないことにどうしても納得いかなかった純は、蛍を連れてけいこの家に向かっていく。
するとそこにあった家はすでに解体されており、けいこが家ごといなくなっていることを知るのだった。
ショックを受ける純だったが、たまたまそこを通りかかった東京でお世話になった教師と再会するのだった。
教師からは、友人たちが中学受験のために毎日勉強を頑張っていることを伝えられ、さらにけいこは親の都合でアメリカに渡ったことを聞かされるのだった。
さらにショックを受ける純であったが、教師からこれからどうするつもりなのかと将来の心配をされるのだった。
そんな教師の話を聞いていた純は、以前は尊敬していた教師に対する気持ちに変化があることに気がつく。
純は気がつくと、涼子との授業やその教育の方法などを思い出しており、会えなくなった涼子に寂しさを感じるのであった。
こごみの気持ち
純と蛍が富良野に帰った来ると聞いた五郎は、駅前に2人を迎えにいくために車に乗っていく。
駅前で待っていると、こごみがやってくると、お客さんが釧路に向かう見送りに来たのだと話す。
しかしこごみの微妙な空気を感じ取った五郎は、見送りに向かうこごみの姿を見に向かうのだった。
すると悲しそうな寂しそうな表情を見て、こごみの気持ちがその男性にあることを知るのだった。
そんな中、帰ってきた純と蛍を完成した丸太小屋へと連れていき、それを見た2人はその完成度に感動するのだった。
帰ってきたきつね
丸太小屋の過ごしやすさに感動している蛍は、台風で半壊したという前の家を見に行きたいと話す。
五郎は2人を連れて前の家に向かうと、来たときのような状態になっていることで、懐かしさを覚える。
そんな五郎が純と二人きりになると、令子のことを思い、辛さで涙を流すのであった。
すると蛍があのとらばさみにかかったきつねが帰った来たと五郎たちを呼ぶと、足がなくなってはいるが元気な姿に一安心するのだった。
北海道の雲
純はその日の夜、令子に手紙を書く夢を見ており、ここに来てからの1年間に体験したことを思い返していた。
初めて空知川を見たこと、学校に通い始め涼子や正吉たちと出会ったこと、そして辛い冬のこと。
その中で杵次とのことや、そんな杵次が亡くなったこと、そして令子との再会など多くのことを思い返していた。
それから純や蛍は、令子が手紙に書いていたこの富良野の地で見た綺麗な雲を時々見上げていた。
そして、令子が見て感動した雲が一体どれだったのかと、思いを馳せるのであった。
何もないこの土地で一から作り上げてきたことで、純はかなり成長したんだと思います。
純の成長だけでなく、人間模様や心の葛藤など、限られた空間の中で自分の人生を全うしようとする富良野の人々から多くのことを学んだような気がする作品でした。
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雪子(竹下景子)に連れられ上京する純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)。葬儀が終わればすぐ帰るという五郎(田中邦衛)を純は不満がるが、思わぬ姿を見て・・・。
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東京から連絡があり、五郎は令子が亡くなったことを知らされ、さらにそれは雪子のもとへと連絡が入るのだった。
翌朝、急いで身支度をさせられる純たちは、一体何があったのかとその準備の理由がわからずにいた。
すると五郎は令子が亡くなったのだと告げると、現実味のないその話に半信半疑だった純たちは、急いで東京へと向かっていくのだった。
東京の令子のアパートに到着した純たちは、慌ただしく行われていたお通夜の準備や令子の姿に、これが現実だと知るのであった。
そんな令子の部屋には、落ち込む吉野の姿もあり、すっかり項垂れていた吉野を見て相当ショックを受けていることを知るのだった。
吉野の息子
令子のそばになるべくいるようにと告げられた純たちは、祭壇の前に座りながら、項垂れる吉野の姿を見つめていた。
そんな中、吉野の息子たちがやってくると、令子を母と呼ばれ手を合わせるのであった。
その様子に我慢できなくなってしまった蛍が出ていくと、純もそれわ追いかけ外へと出ていくのであった。
2人は、なけなしのお金で肉まんを2つ買うと、それを食べながら到着の遅い五郎を心配するのであった。
その頃令子のアパートでは、雪子が死因にどうしても納得がいかず、解剖するべきだと主張する。
黙って聞いていた吉野も納得するが、親戚たちからそれを止められ、雪子は泣きながらそれを了承するのだった。
清吉の話
その夜、純はいつまでたっても来ない五郎が薄情すぎるのではないかと文句をこぼしているのだった。
そんな雪子の前に清吉がやってくると、小腹が空いたからと雪子を外へと誘い出すのであった。
近くのおでん屋台にやってきた清吉は、草太が農家を継ぐ気にやっとなったようだと声をかけると、以前に雪子にかけてしまった言葉を謝るのだった。
雪子を排除しようとしてしまったことには理由があるのだと語ると、清吉は東京に出稼ぎに出た息子の話をし始める。
東京に出た息子が彼女を連れて帰ってきたのだが、はじめは楽しそうに一生懸命仕事をしていたのだと話す。
しかしある日、突然置き手紙と共に北海道を去っていってしまい、呆然としてしまったのだと話す。
それ以来東京の人のことは信用できなくなってしまったのだと、笑顔で話すとおでんのお土産を買って帰るのだった。
靴
翌日も葬儀の準備が始まると、明け方五郎がやっと家に来たことに純たちは少しだけ安心するのだった。
しかしやっときた五郎であったが、令子の顔を少し見て手を合わせるとすぐさま台所に立ってしまうのだった。
そんな五郎の様子を見た純は、遅れてきた五郎の点数稼ぎだと冷ややかな見方をしてしまうのだった。
純と蛍が公園にやってくると、そこにいた吉野と出会ってしまい、吉野は前妻とも死別してることを告げる。
すると2人の靴があまりにボロであることに気がついた吉野は、2人に新しい靴を購入するのだった。
葬儀が始まると、2人は新しい靴を履いてやってくるが、以前履いていたボロくなった靴のことが頭から離れずにいるのだった。
本当のこと
葬儀も無事終わったのだが、五郎は親戚からの引き留めも聞かずに、翌朝一番で帰るのだと話す。
五郎が帰ったあと、集まっていた親戚たちは五郎があまりにも薄情すぎると口々に話していた。
さらに子供たちを考えればもう少し残ってもいいはずだと話していると、そこにいた清吉が口を開く。
五郎は訃報を受けた晩、近所の農家を周り雪子たちの交通費をなんとか工面したのだと話すのだった。
それでも自分の旅費だけはまかなうことができず、五郎は一人鈍行に乗って一昼夜かけて北海道から来たのだと話す。
さらに自然が厳しい北海道という土地柄か、自然な成り行きには諦めが早くなってしまうのだと、悲しみを見せない五郎をフォローするのだった。
捨てられた靴
その話を聞いていた純たちは、薄情だと思っていた五郎に、自分達を優先した優しさがあることを知るのだった。
いても立ってもいられなくなった純たちは、先日吉野が靴を買った際に捨てられた古い靴のことを思い出す。
あの靴は、1年前に五郎が買ってくれたものであり、吉野のようにスマートではなかったが、そこに愛情があることを理解したのだった。
さらにそれは、雪のシーズンを抜けば1年の間行動を共にしてきたものであり、愛着があることを思い出すのだった。
その靴を探しにいこうとお店の前にやってくるが、夜遅くのため閉まっており、純たちは外のごみ捨て場を漁り始める。
すると通りかかった警察官から不審がり声をかけられると、純はこれまでのことを説明する。
その言葉にこころをうたれた警察官も一緒に探すのだが、純たちの靴は見つけることができずにいるのだった。
そして五郎を悪く言う親戚たちに、北海道の人は諦めることができると、ここでも清吉はいいことを言うなと思いました。
次回の最終回、五郎たちはどうなっていくのか、楽しみに見ていきたいと思います。
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五郎(田中邦衛)の丸太小屋を訪ねるこごみ(児島美ゆき)に反感を覚える純(吉岡秀隆)。そんなある日、令子(いしだあゆみ)が急死したという知らせが届く・・・。
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草太がボクシングの試合に出ることになり、それを見に行った雪子たちであったが、その試合で草太は勝つことはでなかった。
そのことから、五郎の家では重苦しい空気が漂い始め、なんとかこの空気を打破しようと純はつららと会ったことを話す。
しかしそのことも余計に空気を重くしていることを感じた純は、これは話題にしてはいけない内容だと感じるのだった。
そんな日々が続き、季節は秋を向かえると、五郎が考え準備していた丸太小屋の組み立て作業が開始されるのだった。
待ちわびた組み立て作業の開始に、純や蛍は学校が終わるとまっすぐにその現場へと向かっていく。
中畑の会社の従業員も手伝いにやってきて、その作業は問題もなく順調に進んでいくのであった。
内緒のプレゼント
そんな組み立て作業をするみんなに、ご飯を作っていた雪子は、純と蛍がまた遊びに行ってしまったことに呆れてしまう。
その頃山のなかを歩いていた純と蛍は、明後日に迫った五郎の誕生日を祝うために、山中で山葡萄をとり葡萄酒を作る計画を立てていた。
山葡萄を取りに山のなかを歩いていた純たちは、かなり奥まで来たことに不安を感じるがそれよりも山葡萄を採取することに夢中になってしまうのだった。
その頃丸太小屋を組み立てていた五郎のもとに、松下から近辺に熊がいるかもしれないと告げられる。
松下はその足跡から、小熊だと判断するも、その後親子の熊であることが判明し、猟銃を持ち出すなど厳戒態勢が敷かれるのだった。
そんなことを露知らず、純たちは歌を歌いながら山道を歩き、家に帰ってその話を聞くと恐怖に怯えるのであった。
こごみのこと
丸太小屋作りの五郎たちに差し入れをしようと準備していた蛍たちのもとに、久しぶりにこごみがやってくるのだった。
丸太小屋のことを知っていたこごみは、自分もぜひ見てみたいと話すと、蛍に連れられその場所に向かっていく。
その途中、すっかり仲良くなったこごみと蛍は、五郎の誕生日会の話になり、蛍はこごみをその誕生日会に誘うのだった。
丸太小屋の現場にこごみが到着すると、中畑との関係や五郎との関係を知っているみんなはいきなり黙り込んでしまう。
そして、そんな男たちの微妙な空気を感じ取った純は、こごみが歓迎されていないことを感じ取るのだった。
さらにそこに中畑の妻が差し入れにやってくると、気まずくなった中畑は、純や蛍を連れて森のなかへと入っていくのだった。
そこで中畑は、こごみが飲み屋で働く女性なのだと告げると、純はそんなこごみに嫌悪感を示すのだった。
認めない
家に帰ってきた純は、蛍がこごみを五郎の誕生日会に誘ったことを聞くと、そんなこと認めないと話す。
雪子がそれをなだめるも、純は飲み屋で働くような女性に誕生日会に来る資格はないのだと厳しい言葉をかけるのだった。
ちょうどその時自宅に帰ってきた五郎は、純の話を聞いてしまい、表情を曇らせると家には入らず中畑と飲みに出掛けてしまうのだった。
中畑と飲みにやってきた五郎は、純に何か吹き込んだのかと昼間のことを中畑に尋ねるのだった。
中畑はこごみが飲み屋で働いているのだと教えただけだと告げると、五郎は職業で人を差別するのはよくないと伝え、帰っていってしまうのだった。
許さない
家に帰ってきた五郎は、不機嫌さを隠そうともせず、誕生日会を企画していたことを知ったと純に話す。
バレてしまったと残念がる純であったが、五郎はその誕生日会になぜこごみを呼びたくないのかと質問する。
答えに窮する純に対して、どんな職業であれ、一生懸命働く人を差別することは許さないと叱る。
なにも言えなくなってしまった純に、断るなら自分がそれを伝えに行くと家を飛び出してしまう。
五郎を追いかけてきた雪子に、五郎は大人げなかったと反省の色を見せるが、そんな五郎に雪子は令子からの手紙を見せる。
そこには吉野と再婚することを決意したという報告が書かれており、五郎はさらに気をおとしてしまうのだった。
突然の報せ
その後こごみのもとを訪れた五郎は、誕生日会のことを話し始めると、自分の都合で中止になったと告げる。
それを聞いたこごみは、五郎の気持ちを悟り、自分も仕事が休めなくなってしまったのだと笑顔で答えるのだった。
そんなこごみの優しさを感じた五郎だったが、一向に気分が晴れず暗い表情を浮かべるが、こごみの笑顔にゆっくりと心をほぐしていく。
そんな五郎の元に、神妙な面持ちをした松下たちがやってくのだが、店に入る素振りを見せず五郎を呼び出す。
暫くして戻ってきた五郎は、震えながらタバコを吸い直すと、令子が亡くなったという連絡を受けたと話すのだった。
それでも五郎は、職業の差別をするなとかなり男気ある叱り方をしてしまいた。
そんな五郎の元に令子の訃報の報せが入り、物語もクライマックスに向けてかなり動き始めましたね。
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こごみ(児島美ゆき)のことで中畑(地井武男)から忠告を受ける五郎(田中邦衛)。一方ボクシングの試合を控えた草太(岩城滉一)は、つらら(熊谷美由紀)の仕事のことを聞きショックを受ける。
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こごみの働くスナックに飲みに来ていた五郎は、近くに座る客が札幌の風俗店で麓郷にいた女性を見たと話しいてるのを耳にする。
スーパーで働いていたということや最近まで麓郷にいたことが聞こえてきた五郎は、ひっそりとその話しに耳を傾ける。
するとその客は、その女性が「雪子」という源氏名で働いていることを聞いて、つららではないかと推測する。
五郎はその客を問い詰めると、確かにつららであることを確信し、翌日そのことを清吉に伝えに行くのだった。
驚く清吉は、自分の息子である草太にも一端の責任はあると考え、暗い表情を浮かべるのだった。
好きな女
そんなある日、妻から雪子が一人で暮らせる部屋を探していることを聞いた中畑は、五郎に好きな人でもできたのではないかと聞かされる。
中畑は早速五郎に話を聞くが、五郎にとっても初耳な話であり、驚いた表情をするのだった。
中畑は、妻から言われたことを五郎に聞いてみることにするのだが、五郎は話を濁し好きな人のことについては何も語らなかった。
そんか中、またしてもこごみの店にやってきた五郎は、つららのことが本当だったと話すのだった。
暗い表情をする五郎に、東京にいるころ自分も風俗で働くことを考えたことがあると告げ、男性に裏切られたときのことを話し始める。
そして風俗で働くことも、周りが思っているほど惨めではないのかもしれないと語るのであった。
その夜もこごみの家に向かっていった五郎のことを、ジムの会長と中畑の会社の従業員が目撃するのだった。
確かめてきた
翌日、こごみと五郎のことを聞いた中畑は、仕事の合間に五郎を呼び出し話をしようとする。
しかしうまく切り出すことができずに、その日の夜にじっくり話そうと言って会社のなかに戻っていくのだった。
その日の夜、車のなかで五郎とこごみが一緒にいることを知ったと話す中畑は、自分も関係を持っていたことを告白する。
さらにそのことが原因で妻と大喧嘩になり、食事もまともに作ってくれなくなってしまったと話す。
さらに中畑は、こごみはいい女ではあるが、その分色々と危険な香りもすること、そして五郎の他にも男がたくさんいることを教えるのだった。
すっかり気を落とした五郎が家に帰ると、そこにはスーツ姿をした清吉が来ており、清吉はつららを見てきたと話す。
しかし風俗で働いているにも関わらず、堂々とした立ち居振舞いや、凛としたつららを見て声をかけることができなかったと話すのだった。
けじめをつける
草太のボクシングの試合が近づくに連れ、トレーニングはさらに厳しさを増していき、いつもの明るい笑顔がなかなか見られなくなっていた。
そんな中、ランニング中の草太を見かけた雪子は、遠くから応援していると笑顔で手を振るのであった。
すると表情を厳しくした草太は、雪子の前にやってくると、試合の前日に雪子の顔が見たいと話す。
そして勝っても負けても、自分にとっては最初で最後のリングになるだろうと語ると、しっかりとけじめをつけたいのだと話す。
そんな草太の真剣な表情を見た雪子は、前日の夕方までには札幌に向かうと伝えるのであった。
勝負の世界
その日の夜、草太からなかなか連絡がこないことが気になっていた雪子のもとに、会長から連絡が入る。
会長に呼び出された雪子と純は、そこでボクシングという世界の厳しさを語ると、負ければ誰も相手にしてくれないのだと聞かされる。
しかし、試合を直前に控えた草太は、雪子のことばかり考えているようで、そんな覚悟の甘さを叱ったのだと話す。
さらに、考えるのであれば雪子ではなくつららのことだろうと告げると、草太は泣き出してしまったのだと話すのだった。
ホテルに帰って来た雪子をロビーに呼び出した会長は、そこでつららが札幌の風俗店で働いていることを伝えるのだった。
自然なこと
翌日の夕方から草太の試合が始まり、雪子や純は、その試合を心配そうに見つめるのであった。
健闘した草太であったが、その試合でノックアウトされてしまい、初めての試合で負けてしまうのだった。
控え室に運ばれる草太を追いかけていった雪子は、つららから声をかけられたことに気がつき驚くのだった。
喫茶店に向かった雪子と純に、つららは、ファッション業界で働いているのだと語るのだった。
すっかりらあか抜けたつららの姿に納得する純であってが、事情を知る雪子はどこか寂しそうであった。
するとつららは、隣人がベランダで野菜を育てているのを見て、農家の暮らしこそ人間の本能の一部なのではないかと懐かしむ。
そんなつららを見ていた雪子は、草太のことを思い出してしまい、涙を浮かべるのだった。
そして五郎の方もまた、こごみが多くの男性と関係をもっていると知らされて考え直しているようでした。
物語も後半になったきて、それぞれの思いが整理されつつあるなか、揺れ動く雪子の思いにも注目していきたいです。
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駒草のホステス・こごみ(児島美ゆき)に夢中になる五郎(田中邦衛)。そんなある日、凉子先生(原田美枝子)が遠くの学校に旅立つことに・・・。
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純は、あの日のできごとを話してしまったことで、涼子に多大な迷惑をかけてしまったと反省する日々を過ごしていた。
そんな中、蛍は五郎に女ができたかもしれないと話すと、何を根拠にと半信半疑の純に女の勘だと笑うのだった。
しかし純や蛍は、見ず知らずの女性よりも雪子こそ五郎に相応しいのではないかと話しており、じゃんけんで負けた純が直接雪子に尋ねることになる。
急に五郎のことや結婚のことを聞かれた雪子は、戸惑いながらも五郎との関係をやんわりと否定する。
さらに丸太小屋が完成したら自分もここを離れて一人で暮らすつもりだと答えると、純たちは寂しそうな顔をする。
純はさらに掘り下げようと、五郎のことが嫌いなのかと問いただし、雪子をさらに困惑させるのであった。
女性の影
そんなある日、五郎は丸太小屋のための基礎作りをするために、早朝からその場所へと出掛けていくのだった。
その頃蛍は、雪子から料理を教わりながら、一人頑張る五郎のためにお弁当を作り上げているのだった。
なんとか完成したお弁当を手に持った蛍は、丸太小屋を建てる予定の場所に胸を躍らせ向かっていく。
やっと到着した蛍であったが、そこにはこごみの作ったお弁当を、とても嬉しそうに食べる五郎の姿を発見してしまう。
ショックを受けてしまった蛍は、五郎に声をかけることなく来た道を戻っていくと、途中の川に自分の作ったお弁当を投げ捨ててしまうのだった。
テレビの取材
翌日になると、東京のテレビ局の人が蛍を訪ねてやってくると、先日涼子と見たUFOについて話して欲しいと取材を申し出る。
戸惑う蛍であったが、その番組が全国放送であることや、令子もよく見ていた番組だからと純は出演を強く推すのだった。
困惑する蛍は、その依頼を受けるべきかどうかその夜五郎たちに相談すると、嫌なら出る必要はないと告げられる。
結局蛍は、令子が見ているかもしれないことや、令子が喜ぶかもしれないと考え、その取材を受けるのだった。
それから数日後、その情報番組を中畑の家に集まり、五郎たちは固唾を飲んで蛍の出番を待っていた。
蛍がテレビに写ったことに興奮する一同だったが、コメンテーターたちは口々に子供の嘘ではないかと話していた。
さらにそれを連れていった涼子の悪口や、蛍が幻を見たのではないかと、信じようとしないことに蛍たちは心を痛めるのだった。
みんなが信じている
その夜、五郎は早くに家に帰ってくると、中畑の家からいい豚肉をわけてもらい、それでごちそうを作るのだった。
それでも元気のない蛍を気に掛けた五郎は、蛍が見たことをここにいる皆が信じているのだと伝える。
例え多くの人に非難されようが、この麓郷の地にいる人たちは蛍の言うことが嘘だとは思っていないと優しく声をかけるのだった。
すると五郎は、翌日にみんなでピクニックに行こうと明るい声を出すと、外で食事を作る準備も友人がしているのだと話す。
すると女性の影を感じた雪子は、仕事だからと断ると、蛍は何かを感じとり暗い顔をするのだった。
雪子のこと
翌朝、ピクニックに向かうための準備をする五郎は、いつになく上機嫌であり、純や蛍があまりのはしゃぎように驚くほどであった。
それに合わせるように準備を終えた純たちは、家の前に立つこごみを見ると、その上機嫌の理由を知るのだった。
その後ピクニックの場所まで歩いていく途中も、五郎は常にこごみを心配する姿を見て、純は五郎が恋をしていることを感じるのだった。
川原についたこごみは、五郎や純そして蛍のために、ボンゴレを調理して振る舞うと、五郎は嬉しそうにそれを食べ始める。
しかし蛍は、一人で浮かない顔をしながらそのパスタを少しずつ川へ流してしまい、五郎から注意されてしまう。
なんとかフォローしようとするこごみだったが、純は蛍が雪子を思い暗い顔をしているのだと感じるのだった。
UFOと涼子
翌日、七夕祭りの準備をしていた純たちのもとに、涼子の転勤が決まったという報せが届く。
純は自分の口が軽かったために引き起こしてしまったことだと涼子に謝ろうと学校に向かうが、すでに涼子の姿はなかった。
その夜、七夕祭りの会場に涼子を発見した純は、これまでのことを謝ると、自分もUFOが見たいと告げる。
純が本気であると感じた涼子は、翌日に待ち合わせをするのだが、その夜純は体調を崩してしまう。
なんとか回復したものの、純は涼子との待ち合わせに遅れてしまい、慌てて森の中に涼子を探しに向かう。
途中大雨や雷で足がすくんでしまった純は、木の上に座る涼子の頭上に巨大なUFOがあるのを見る。
そして涼子に声をかけることができずにいた純の前で、涼子はUFOの光に包まれ消えてしまうのだった。
その後また体調を崩した純が一週間ぶりに学校へ行くが、涼子はすでにこの場所にはいないことを告げられるのだった。
その頃富良野の街では、つららと思われる女性が雪子という名前で風俗嬢をしていると噂になっているのだった。
それでも涼子はどことなく不思議な空気を醸し出しており、それが嘘じゃなさそうな気もしています。
そして最後につららの情報を耳にした五郎は、これからどんな行動を取るのか楽しみにしたいと思います。
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UFOを見に出かけた凉子先生(原田美枝子)と螢(中嶋朋子)が遭難しかける。口止めをした五郎(田中邦衛)。しかし純(吉岡秀隆)は記者に話してしまう。
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涼子と一緒にUFO見物に向かった蛍であったが、夜遅くなってもなかなか帰ってこず、五郎たちは心配の夜を過ごす。
警察も動員されなんとか無事戻ってきた蛍は、心配をかけてしまったことを泣きながら謝るのだった。
蛍がお風呂に入っている間、五郎はこのことを決して口外しないようにと純に固く口止めするのであった。
その夜、蛍は山の奥で道に迷ってしまったものの、空にUFOの空母があったことや、そのUFOとコンタクトを取ったことを嬉しそうに話すのだった。
純はそんな楽しそうに話す蛍を見て、自分が涼子に着いていかなかったこと、UFOを自分だけが見逃してしまったことに少しだけ嫉妬を感じるのだった。
ボクシングジムの取材
翌日、富良野で行われるへそ祭りへ誘いにやってきた草太は、ついでにジムを見ていかないかと純たちに声をかける。
草太は富良野初のボクサーとして新聞記者からの取材を受けることになったのだと嬉しそうに話すのであった。
その日の夜、ボクシングジムで草太が取材されるということもあり、麓郷のみんなもその様子を見に集まってくるのだった。
しかし、草太以上に張り切るジムのオーナーは、自分が目立つことばかり考えてしまい草太より目立ってしまうのだった。
さらそのオーナーは草太が意見したことに腹を立ててしまい、2人は口論になってしまうのであった。
そんな中純は、新聞社のカメラマンがUFO雑誌を見ていることに気がつき、口止めされていた涼子のことをつい話してしまうのだった。
その夜、純はUFOや涼子のことを新聞記者に話してしまったことを後悔しながら眠りにつくのだった。
スナックのこごみ
一方へそ祭りからの帰り、五郎はいかだ下りで知り合ったこごみの働くスナックへと足を運んでいく。
お店に来てくれたことを喜ぶこごみは、ここに中畑もよく通ってきてくれたことを話すのだった。
中畑はこの店に来ては自分の人生が悲劇に満ち溢れているのだと嘘をつき、女性たちを口説いているのだと聞かされる。
下の子が幼い頃から入院をしていることや、生き別れた妹が風俗で働いているなどうそぶいては同情を買っているのだと話すのだった。
しかしその半分は自分のことだと気がついた五郎は、酔った勢いで中畑の家に向かうと、そんなスナックでのことをちゃかすのだった。
不機嫌な理由
翌日、本校から教師が2人やってくると、蛍にあの日のことをいろいろと質問してきていた。
五郎からの口止めもあったが、その教師たちは全てを知っているような口ぶりで色々なことを聞いてきたのだと言う。
純は自分が新聞記者にうかつにも話してしまったことが、事態を大きくしてしまったのではないかと内心はらはらしていた。
その日の夕方、五郎が仕事から戻ってくると、とても不機嫌であることが見てとれ、雪子や蛍の声掛けにもあまり反応しなかった。
純は五郎が以前から嫌っていた自分のおしゃべりのせいで、怒っているのではと新聞記者に話してしまったことを謝るのだった。
食事を終えた五郎が外に出ると、雪子がその後を追ってきて、そんな雪子に五郎は離婚の受理届けが送られてきたことを告げる。
紙切れ一枚で関係が終わってしまったことにやりきりなさを感じていた五郎は、一人富良野の街に飲みに出かけるのだった。
おしゃれな料理
こごみの店にやってきた五郎は、暗い顔でお酒を飲んでおり、どうしたのかと心配される。
そんなこごみに離婚が成立したことを告げると、こごみも申し訳なさそうな顔をするのだった。
こごみは令子とのなれそめを五郎から聞こうと話しかけると、五郎は恥ずかしそうに令子がおしゃれな料理を作ってくれたことを話す。
その料理の美味しさや、自分がおしゃれなものを食べていることに感動し、恋におちたのだと話すのだった。
そんな暗い五郎を元気付けるために、こごみはデュエットをしようと声をかけ、ある曲を選曲する。
しかしそれは、令子との結婚式でデュエットした曲であり、五郎はその曲を歌いながら涙してしまうのだった。
ラベンダーの香り
そんな五郎の涙を見ていたこごみは、自分も泣いていることに気がつき、お店が終わったら家にこないかと誘う。
こごみの家についた五郎は、何気ない話をしながらも、こごみの趣味の読書の話になるのだった。
あまり本を読まないと話す五郎は、最近読んだ本がマンガであることを告げると、そんな素朴な五郎にこごみは抱きつくのだった。
朝帰りした五郎がゆっくりと家の扉を開けると、心配で寝ずに待っていた雪子の蛍が出迎える。
謝る五郎に抱きつく蛍を優しく抱きしめる五郎だったが、蛍は五郎の服からラベンダーの香りがすると、怪訝な表情を浮かべるのだった。
翌日、涼子のことが新聞に載ってしまい、その分草太の記事がとても小さくなってしまうのだった。
それにしても、やっぱり蛍は女の子だからなのか、匂いや怪しい雰囲気には鋭い一面を見せてしまいたね。
五郎もこれは単なる火遊びだと思うので、大きな問題にはならないことを期待したいと思います。
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筏下りの日、中畑家の筏に乗せてもらう約束をした純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)。純は岸につらら(熊谷美由紀)を見つけるが・・・。
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空知川のいかだ下り大会を目前に、麓郷の大人たちも子どものようにそれぞれのいかだを作成し始めるのだった。
それは中畑も例外ではなく、彼らは「四畳半」という名前のいかだを作っており、純と蛍はその様子を見に来ていた。
耳打ちをする2人は、中畑にまだ人が乗る余裕があるかと尋ねると、雪子を含めまだ若干の余裕があると答える。
すると純と蛍は、五郎のいかだではすぐ沈んでしまうと話し、中畑のいかだに乗せて欲しいと頼み込むのだった。
その頃自宅でいかだを楽しそうに作っていた五郎は、安全性より目立つこと重視したいかだ作りを目指していた。
翌日、中畑のいかだに乗ると聞いた五郎は、へそを曲げてしまい勝手にしろと告げるのだった。
余った座席
そんな中、草太もこのいかだ下り大会に参加するようで、去年作ったものにさらに改良を加えていた。
草太の母親は、一つ開いた座席を見ると雪子を誘えばいいじゃないかと声をかけると、草太は今年は一人で参加するのだと答えるのだった。
すると母親は、雪子にまたこの仕事を手伝いに来て欲しいと感じていることを告げ、草太の背中を押すのであった。
その頃、閉校が決まりこの学校から去ることが決まった涼子は、実家に電話をかけており、本校へは行けないかもしれないと語る。
しかし、北海道のどこかの学校には赴任されるはずだと答えると、心配しないで欲しいと声をかけ電話を切るのだった。
いかだ下り大会
ついにいかだ下り大会が始まり、思い思いのいかだを作り上げた人たちが、それを持って空知川へとやってくる。
空知川に集まったいかだは、軍艦のような形をしたものから、屋形船のようなもの、そして五郎のいかだのようなシンプルなものまで様々な種類があるのだった。
そんないかだを見て回る草太は、どの船にも絶対に沈むと声をかけていき、そんな草太の姿に純は遠回しに雪子を誘っていることに気がつくのであった。
そんな中、いかだ下り大会が始まり、全員がゴールを目指して空知川にいかだを浮かばせていくのだった。
急流を過ぎればわりとのんびりとした川の流れに、純たちはいかだの心地よさをを感じているのであった。
東京の話
五郎の頼りないいかだも、急流を無事に抜けると、こんな作りでもなんとか進むもんだと笑いながら話すのであった。
そんなのんびりとした流れに身を任せていると、近くに来たいかだに乗る女性と仲良くなり、食べ物や飲み物の交換などするなど交流を深めていった。
そんな中、五郎の乗ったいかだは急流に飲み込まれてしまい、沈没してしまうと、なんと五郎は仲良くなった女性のいかだに助けられるのだった。
その女性と話していると、東京から帰ってきたばかりであること、さらに住んでいた場所が近かったことから盛り上がるのだった。
その頃、遥か先を行ってた四畳半に乗っていた純は、川原につららの姿を発見し、雪子に声をかける。
雪子がそちらに目をやると、つららはすぐに草村の中に隠れてしまうのであった。
UFOを信じる?
いかだ下り大会が終了すると、純と蛍は涼子と帰っており、星が出始めた空を眺めているのだった。
すると涼子は、UFOを信じるかと2人に質問すると、蛍は見たことがあると語るのだった。
すると涼子は、今夜はUFOが出そうな気がすると話すと、喜ぶ蛍に今夜見に行こうと告げるのだった。
その頃純がつららを見たことを知った五郎は、まだ富良野から出ていないかもしれないと雪子を連れ駅に向かうのだった。
しかしつららの姿は発見できず、帰ろうとしたところ外に草太がいることに気がつくのであった。
釣糸のように
草太と話をすることにした五郎と雪子だったが、草太は雪子がいてはつららは姿を現さないはずだと告げるのだった。
そんな草太に、五郎はまたしても自分勝手すぎるのではないかと厳しい言葉をかけるのであった。
すると草太は、自分の今の気持ちが、絡まった釣糸のように、雪子とつららへの日々変わる感情がこんがらがってしまっているのだと語るのだった。
そんな草太の気持ちを察した雪子は、五郎と一緒に家に戻ることにするのであった。
その後遅くまで待っていた草太たちであったが、結局つららは姿を表すことはなかったのだった。
家に戻った五郎と雪子であったが、夜9時を過ぎても、涼子とUFOを見に行った蛍が帰ってこないことに心配をするのであった。
家の外に出てきた純は、夏の空を見上げながら、綺麗な星空に心を打たれているのだった。
さらにいかだ下り大会中も、仲良くなった女性を口説こうとしたり、綺麗な令子と結婚した五郎の上手さを見た気がします。
つららのことも心配ではありますが、今度は涼子と出掛けた蛍が帰ってこないことが何よりも心配で、無事帰ってくることを願いながら次回を楽しみにしたいと思います。
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正式に離婚するため富良野を訪れた令子(いしだあゆみ)を気遣う純(吉岡秀隆)と、無愛想に振舞う螢(中嶋朋子)。しかし令子が車窓から見えたのは・・・。
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家を建てる計画を立てた五郎は、この夏には完成させると公言するとさっそく作業にとりかかるのであった。
丸太に切り込みをいれて組み上げるという構想であるが、想像以上に大変な作業にそれを見ていた純は完成すら疑問視するのであった。
ある日純と蛍は、自分達が通っている分校が今学期をもって閉校することから、午後に涼子に連れられ本校へと向かっていく。
本校に向かうバスのなかで、みんな涼子も一緒に異動してきてほしいと頼むが、自分じゃ決められないことなのだと答えるのだった。
その帰り、純は自分達を呼ぶ声か微かに聞こえたことに足をとめ周りを見渡すと、遠くで手を振り近づいてる雪子に気がつくのだった。
久しぶりの雪子にテンションをあげる純たちは、雪子が持って帰ってきたお土産に喜びを見せるのだった。
令子が来ている
子どもたちがいない隙を見て、雪子は令子が一応は回復して2週間ほど前に退院したことを伝える。
さらに五郎の顔色を伺いながら、先日一人でやってきた弁護士の好子と一緒に令子が北海道に来ていることを告げる。
五郎は教えられたホテルへと向かっていく、そこで正式に離婚をする手続きをすることとなったことを告げられる。
様々な名義変更の手続きの書類や、すでに令子がサインをしてある離婚届を渡されると、この問題がとりあえずは一段落だと安堵の表情を浮かべる。
すると好子は、五郎が拒否しなければと前置きをすると、令子が子どもたちに会いたがっていると伝えられる、五郎もそれを了承するのだった。
不機嫌な蛍
家に帰ってきた五郎は、令子が北海道に来ていること、そして正式に離婚することになったことを話し2人に謝るのであった。
そして五郎は、明日ホテルにいる令子に会わせると2人に告げると、ゆっくり楽しんできなさいと声をかけるのだった。
ホテルへやってきた純は、令子の顔を見ると嬉しそうな表情をするのだが、一方蛍はむすっと黙り込んでいた。
ラベンダー畑を観光したりと楽しく過ごそうとする令子たちだったが、蛍はそれでも笑顔を見せず令子とも話をしようとしなかった。
そんな2人に、今夜はホテルで一緒に寝ようと誘う令子であったが、蛍は機嫌が悪いのか挨拶もせず帰っていってしまうのだった。
お参りに行きたい
そんなことがあったと中畑に保証人の名前を書いてもらいにきた五郎は、複雑な蛍の心情を汲み取れずにいた。
中畑の妻は、蛍が五郎に気を遣っているのではないかと声をかけていると、そこに五郎宛の電話がかかってくる。
電話を変わった五郎は、令子が倒れてしまい病院に担ぎ込まれたという報せを受けて、大急ぎで病院に向かう。
神経性の病気で入院していたことや、回復して退院したことを医師に伝えると、もう一度大きな病院で見てもらうべきと言われる。
病室にやってきた五郎は、付き添っていた好子を帰すと、医師からの言葉を伝えるのであった。
それでも難色を示す令子に、命がかかっているときには義理を捨てろと、本気で心配していることを伝えるのだった。
すると小さくうなずいた令子は「バチね」と呟くと、五郎の両親の眠るお墓参りがしたいと告げ、元気になったら4人で行こうと声をかけるのだった。
お墓参り
お墓参りの話をした五郎だったが、蛍から具合が悪いと言われ、一人留守番をさせることにするのだった。
お墓参りにやってきた令子は、しみじみと自分がここに入るはずだったのかと考えを巡らせる。
すると五郎は、子供たちに会いたくなったら言って欲しいと伝え、自分も相談するかもしれないと語る。
蛍と純は、永遠に自分達2人の問題なのだからと話すと、令子は笑顔でお礼を言うのだった。
令子の帰りの時間がやってきて、駅まで見送りにくると、純は閉まるドアを寂しそうに見つめるのだった。
蛍が来なかったことに寂しさを覚える令子だったが、ふと窓の外に川原を走る蛍の姿を見つける。
窓を開け、令子は必死に蛍に手を振ると、蛍も必死に電車と一緒に走るのであった。
それぞれの悲しみかた
暫くして帰ってきた蛍は、具合が悪いはずじゃなかったのかと五郎から叱られ、なにも言わず2階に上がると、一人声を殺して泣き出すのだった。
その日の夜、蛍を元気付けようといかだ下りに誘いに来た草太は、雪子の姿に驚き動揺してしまう。
そこに帰ってきた五郎を車に連れ込むと、雪子との関係にまだわだかまりがあることを告げる。
さらにそこで、蛍に口止めされていた令子の見送りのことを話してしまい、それを聞いた五郎は蛍の気持ちを知るのだった。
蛍の態度に怒りを覚えていた純のもとに五郎がやってくると、人には悲しみ方か色々あり、蛍も悲しんでいるのだと優しく諭すのであった。
そして五郎の「子供達のことは、永遠に2人の問題だ」というセリフはかなりかっこよかったですね。
雪子が帰ってきたことを知った草太も可愛いくらいに動揺してましたが、これからまたどうなっていくのか、楽しみにしたいですね。
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酔っ払って橋から落ち、杵次(大友柳太朗)が死んだ。杵次と開拓の苦労を共にした清吉(大滝秀治)の言葉が、純(吉岡秀隆)の心に焼きついた。
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五郎の家からの帰り道、自転車にのり帰っていった杵次は、橋から転落して亡くなってしまうのだった。
その報せを聞いた五郎や清吉など麓郷の人たちは、その場所に駆けつけると亡くなった杵次を悲しそうに見つめるのだった。
当日からお通夜の準備にとりかかる中畑たちを他所に、正吉は一人悲しさをこらえながらもその手伝いをしていた。
しかし、お通夜直前になると、どこを探しても正吉の姿はなく、五郎や涼子までもがその行方を心配するのだった。
そんな中、蛍は心当たりがあるようで純と涼子を連れ森の奥へと入っていくと、そこには木の上に作られた小さな小屋があった。
涼子がそこに登っていくと、一人涙を流す正吉の姿があり、そんな正吉に涼子は「しっかりしなさい」と声をかけるのだった。
お通夜
その日のお通夜では、杵次の息子たちが久しぶりにこの麓郷の土地に集まり、お酒を酌み交わしていた。
息子たちは、へんくつだった杵次の悪口を言い合いながら、お酒を飲んでおり、その会話を清吉は神妙な面持ちで聞いていた。
五郎とともに厩舎にやってきた清吉は、杵次があれだけこだわっていた馬を売ったことに、その気持ちを推し量るのであった。
その頃お通夜に遅れてやってきた草太は、杵次の息子たちから、この地を離れていないことに感心される。
そんな草太も、ここから離れた息子たちにいつもとは違った感情が沸いていることに気がつくのだった。
一方、家で留守番をしていた純は、蛍になぜあの場所がわかったのかと質問すると、杵次が悲しくなったら泣く場所だと教えられたのだと答えるのだった。
清吉の想い
人の葬式に初めて出た純は、イメージとは違いワイワイしていることに驚きを隠せずにいた。
その頃、食事でもてなされていた清吉は、息子たちが口々に杵次の悪口話すことに我慢の限界を迎えていた。
お酒の進んだ清吉は、この土地を開墾した立役者である杵次の心がわかっていないと、厳しい言葉をかけるのだった。
土地を切り開く大変さが分かっていれば、そんなことは言えないはずだと話すと、そんな杵次の心を理解していたのはここにいた馬だけだったと涙ながらに語る。
そんな清吉の姿を心配した草太は、清吉を連れ家に帰っていくのだった。
五郎の計画
清吉の言葉は、それを聞いていた純に突き刺さり、改めて先人の苦労を知りながら眠りにつくのだった。
その夜目が覚めた純は、五郎がエッチな本を燃やしているところを目撃し、バレてしまったと気がつく。
そんな五郎のもとにやってきた純は、本のことを謝ると、自分が最近女性に目が行ってしまう病気なのかもしれないと語る。
それを聞いた五郎は、大人になれば自然のことであり、病気でも恥ずかしがることでもないと優しく語りかける。
ほっとした純に、五郎は大人の男として認めたと語ると、畑で作物を育てる計画や今後家を建てる計画を伝える。
安心した純は、その五郎の夢のような大きな計画を目を輝かせながら聞くのであった。
抱える悩み
そんなある日、五郎は雪子から令子の病状や病院のことを相談する手紙が来ており、五郎はそれに考えを巡らせる。
吉野の紹介で入院した病院であるため、令子も転院を頑なに拒否しているが、命の危険もあり五郎から話をして欲しいと書かれていたのだった。
それから5月になり、純たちが植えた野菜の種が少しずつ芽を出し始め、純は得も言えぬわくわくを感じているのだった。
そこに正吉とみどりがやってきて、一緒に夕飯を食べることになるのだった。
みどりは清吉が話した内容に心を打たれたと話すと、兄弟たちみんな同じ気持ちを感じたと話すのだった。
そこで五郎は、令子の転院の話やそれを令子が断れないことを話すと、みどりは芯の通った令子に感動するのだった。
正吉が帰るとき、純はいつから学校に来るのかと尋ねるが、正吉もみどりも何も言わずに帰っていってしまうのだった。
大きな夢
それから暫く、正吉は学校に姿を現さず、心配した純は何度も家に行こうとしたが、葬儀終わりは忙しいのだと五郎に言われ行けずにいた。
そんなある日、終業後に涼子から正吉が遠くに旅立ってしまったと知らされ、挨拶出来なかったことに後悔しながら麓郷から出ていったと告げられる。
純と蛍は、そのまま正吉の家に向かっていくと、誰もいなくなった家を清吉が眺めていることに気がつく。
本当に誰もいなくなってしまったのかと清吉に尋ねると、清吉は「この麓郷に新しい廃墟ができてしまった」と寂しそうに呟くのだった。
その後、五郎は中畑や松下たちを交え、家を建てる計画について話し合っており、その大きな計画を純や蛍は楽しそうに聞いているのだった。
話を詰めながら、五郎は計画する丸太小屋の模型を作り上げると、その夢が近づいていることに純は高揚感を感じているのだった。
それは純にも刺さったようで、この件でさらに純を成長させる大切なシーンだったとと思います。
そしてついに丸太小屋やの製作に取りかかるようで、それを楽しそうに語る大人たちを見ていた純や蛍もとても楽しそうでした。
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凉子先生(原田美枝子)が昔東京で生徒を殴って自殺させたという投書が舞込む。彼女を庇う五郎(田中邦衛)達と杵次(大友柳太朗)は対立する・・・。
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星を見に行くと言ってでかけた純たちであったが、そこでなんとUFOを間近で目撃してしまうのだった。
さらにそのUFOが向かった先から涼子が歌いながら歩いてくるのを見てしまった純たちは、涼子が宇宙人なのではないかと考えてしまう。
このことは3人の秘密にしようと、UFOや涼子のことを誰にも口外しないことを約束しあうのであった。
翌朝、五郎にも話せないことができてしまった2人は逃げるように家を出ていくと正吉と出会う。
昨日の興奮冷めやらぬまま、3人は涼子
宇宙人である可能性を捨てきれずに学校へと向かっていくのだった。
学校へ着いた3人は、涼子が急に休みになったことを本校からやってきた教師に伝えられ、さらに疑惑を深めていくのだあった。
純の悩み
一方五郎もまた、UFOを見たと仕事をしながら話していると、中畑から大事な話があると呼び出される。
すると中畑は、涼子が東京で起こしたある問題を告発する内容の手紙が送られてきたと話されるのだった。
放課後、純は正吉たちと遊んでいると、昨夜の本当の目的であった新婚夫婦の女性を川で見かける。
純はそのきれいで白い足をに釘告げになってしまい、五郎に誘われ富良野に買い物に行くのだが、今度は女性の胸ばかりに目が行ってしまう。
純は目を反らそうとすればするほど気になってしまうこと、そして自分が異性を気にし始めたことに戸惑いを感じていたのであった。
その頃富良野の街で学校の父兄と出会った五郎は、保護者会の前に話し合おうということになるのだった。
白熱する議論
公民館に集まった大人たちは、涼子を責めるものや擁護するものの二手にわかれてしまうのだった。
その中でも、土地の問題でストレスを抱える杵次は、涼子が嘘をついていたとして厳しい言葉をかける。
しかし五郎は、涼子が悪いわけではないと擁護すると、父母会は激しい言い争いになってしまうのだった。
家に帰ってきた五郎は、2人の寝顔を見ようと2階に上がると、純のバックが気になり開けてみる。
すると中から女性の裸が写ったエッチな本を発見してしまい、親としてどうするべきなのか戸惑ってしまうのだった。
五郎の悩み
翌日五郎は、清吉の妻にそのことを相談しようとするが、うまく伝えられずに断念してしまう。
その夜清吉に飲み屋に呼び出された五郎は、雪子が帰ってから草太たちが機嫌を悪くしてしまい口を聞いてくれなくなってしまったとぼやく。
なんとか説得して欲しいとお願いされた五郎は、草太のいるボクシングジムへと向かっていく。
話をしようとする五郎であったが、草太は耳を貸さず、なんの連絡もなく帰ってしまった雪子に怒りをあらわにする。
しかし草太の言い分を聞いた五郎は、自分がつららにしたことを省みればその資格がないのではないかと厳しく叱るのだった。
純のことになんの対応策もないまま帰宅した五郎は、下手なりに性教育をしようとするが、意味不明な内容になってしまいやはり断念するのだった。
授業参観
臨時の授業参観の日がやってくると、涼子が教壇に立ちその授業を進めていくのだが、正吉の保護者である杵次は一向に姿を見せない。
すると隣にいた正吉から、馬を売り朝から酒を飲んでいるというメモが純に手渡されるのであった。
するとそこに酒に酔っ払った杵次がやってくると、この場で涼子に事件のことを説明するように訴える。
周囲が止める中、涼子は以前にいた学校で受け持ちの生徒が自殺してしまったことを説明するのだった。
その内容に保護者だけでなく子どもたちにもショックを与えてしまい、そのきっかけを作ってしまった杵次を悲しそうに見つめる正吉の姿があった。
それでも毅然とした態度で杵次を送り届ける正吉に、男としての強さを見た純なのであった。
お別れ
その日の夜遅く、酒に酔った杵次が五郎の家を訪れると、雨に降られながら自転車に乗ってきたことのだと語る。
さらに杵次は今朝馬を売ったのだと語ると、18年間苦楽をともにした馬を手放した悲しさを語りだす。
さらに馬もまた売られることに気がついたようで、厩舎から出ようとせず名残惜しそうに杵次にすり寄ってきたのだと言う。
杵次はそんな長く一緒にいた馬は、長年連れ添った妻のようでも、盟友のようでもあるのだと語るのであった。
ひとしきり悲しさを吐き出した杵次は、また雨が降りやまない中、自転車に乗ってふらふらと帰っていくと、その姿を心配そうに見つめる五郎たちなのであった。
その翌日、雨と酔っ払ったせいなのか、自転車で橋から落ちてしまい、杵次は亡くなってしまうのだった。
草太と清吉の問題も結構溝が深そうで、これを和解させるのは結構大変なんじゃないかなと思います。
そんなシリアスなシーンが続くなか、純の性の目覚めはなんだか可愛らしくてほっこりしますね。
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純(吉岡秀隆)を手元に置きたがる令子(いしだあゆみ)。前ほど東京に魅力を感じなくなった純は北海道に戻る。
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東京にいる純は、富良野の家に帰る夢を見ており、住んでいた家が廃墟のような状態になっていることに不安を覚える。
誰もいなくなりクモの巣の張った家を見た純は、五郎や蛍の名前を呼びながら家の回りを探し回る。
しかし五郎たちはおろか人の気配すら感じず、純の不安は増えていく一方であった。
そんな中一人の老婆を発見した純は、五郎たちのことを聞こうとするが、何年も前に家を出ていったと告げられる。
そんなはずはないと反論する純であったが、つららの祖母だと思っていた老婆が見ず知らずの人であり、それに驚いた純は目を覚ますのだった。
目を覚ました純は、令子のお見舞いの時間に遅刻すると言われ慌てて身支度をするのであった。
自転車の思い出
純たちが到着するとなかなか痛みの引かない令子は、薬を投与されやっとのことで眠りについたところだと説明される。
令子を見ているようにと純にお願いした雪子は、吉野と落ち合うと転院の相談についての話をさせる。
心配なら好きにしてかまわないと言われた雪子は、そこであらためて純のこれからについて話をさせる。
純や蛍と離れていることこそ、令子にとっては一番の苦痛なのではないかと言われ、純を帰すつもりなのかと言われてしまうのだった。
その頃目を覚ました令子は、東京にいる頃純に買ってあげた自転車のことを懐かしそうに話すのだった。
その話を聞いた純は、物置にしまってある自転車を取り出すと、あの日のを思い出しながら自転車の整備をするのであった。
捨てられた自転車
外で自転車の整備をしていると、タカシがやってきて、2人は自転車に乗ってタカシの家へと向かっていく。
都会ならではの模型などを見せられた純は、さらにエッチな本が隠してあるのだと言われ物置へ向かっていく。
外を見張っているようにと告げられた純は、その庭の片隅に捨てられるように置いてある自転車を発見する。
それは今自分が乗っているものと同型のものであり、東京では流行りがずいぶんと早く過ぎていることにショックを受けるのだった。
やっとの思い出エッチな本を見つけたタカシは、それをお土産にと強引に純に手渡すのであった。
帰るべきか
翌日、令子のお見舞いにやってきた純は、いつか北海道に行ってみたいと話す令子に前に来ていたことを知っていると話す。
さらにそれは、蛍が自分のパジャマについた令子の匂いに気がついたからだと話すと、感極まった令子は涙を流す。
そんな令子を見ていた純は、自分が東京に残ったら嬉しいのか?と尋ねると令子はとても嬉しそうな表情をする。
そんな令子の表情を見てしまった純は、その後雪子に北海道には帰らないつもりだと語るのだった。
すると雪子からは、純の好きにするべきだと言われ、五郎もそれを勘づいていたことを告げるのだった。
手紙
家に帰った純は、東京に残ることを手紙に書くため、便箋に文字を書き始めるのであった。
すると純は、五郎が昔捨てられた自転車を自分のために直して使えるようにしたことを思い出す。
しかしそれは、盗難車であったことから、五郎は警察に厳しく叱られてしまい、純は恥ずかしく感じていた。
しかし北海道の生活を通して、物を大切に使うことや、なくても作ればいいという五郎の考えを理解しつつあったのだった。
結局純は、北海道へ帰ることを決意し、気持ちが揺れないようにと令子には会わず飛行機に乗っていくのであった。
UFO
富良野に帰った純は、五郎と蛍からUFOを見たと言われ、現実味のない話を鼻で笑うのだった。
そんな中エッチな本を持って帰ってきたと聞いた正吉は、純と勉強をするふりをしてその本を食い入るように見るのだった。
すると正吉は、近所に家を建てた新婚夫婦の夜の営みの声を聞くと、理由はわからないが興奮するのだと話す。
正吉は一緒にそれを聞きに行こうと純を誘うと、純は星座の勉強だと五郎に嘘をつき夜家を出ようとする。
星座に興味を持った蛍は、置いていこうとする純のあとを必死に着いていくと、正吉を含めた3人は、空に浮かぶ謎の光を目撃し、UFOだとテンションをあげるのだった。
涼子と宇宙人
純たち3人は、その謎の光る飛行物体を追っていくと、森の中で浮かんでいるのを目撃する。
あまりにも衝撃的な光景に体が硬直する3人であったが、その光が消えていった方向から足跡が聞こえてくると咄嗟に身を隠す。
恐る恐るその音のする方を見てみると、唄を歌いながら歩く涼子の姿を発見するのであった。
3人は涼子が宇宙人となんらかの関係にあるのだと驚くと、このことは3人だけの秘密で口外しないようにと約束するのであった。
流行りが早く流れる都会に違和感を感じたようですが、これは今の時代も変わらないなと感じました。
そんな移り変わりの早い都会より、五郎の話す人間らしい生活に、魅力を感じているのだと思います。
時代の違いが多く感じられる作品ですが、この流行りに関しては今も昔も変わらないなと感じました。
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令子(いしだあゆみ)の入院を聞き、上京した純(吉岡秀隆)。東京の仲間達との再会を喜ぶ反面、半年間で自分が遅れをとったと悩む。
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沢に山菜を摘みに行った帰り、蛍は近所のおばさんから純と一緒ではないのかと質問される。
蛍はそのおばさんに、令子が病気になり入院したことから、雪子と一緒に東京へ行ったのだと答えるのだった。
一方東京についた純は、雪子とともに令子が入院している病院にやってくると、雪子が体調を気遣うのだが、令子は純に会えた喜びから体調のことなどすっかり忘れたように笑顔になるのであった。
令子の付き添いをしていた女性は、雪子を呼び出し2人きりにすると、令子は北海道の暮らしや蛍のことを聞くのであった。
その頃呼び出された雪子は、令子が胆石ではないかもしれないと告げられ、雪子は転院を考える。
しかし、この病院は令子が付き合っている吉野の紹介でこの病院に入ったことから、それを断り続けているのだと教えられるのだった。
久しぶりの恵子
純とともに家に帰って来た雪子は、知り合いの医師に相談することになり、家を純に託して家を出ていく。
雪子が出掛けた後、純はあこがれの恵子の家に電話をかけると、英語の塾に行っていることを聞かされる。
純は大急ぎでその英語塾へと向かっていくが、そこには恵子を初め同級生たちが英語を話していることにショックを受ける。
純は自分との大きな壁を感じてしまい、話しかけることなく家に帰ってきてしまうと、翌日登校前の恵子を待ち伏せすることを決心する。
ドキドキしながら恵子を待っていると、お互いの存在に気がつき、久しぶりの再会を喜び会うのだった。
その日は土曜日ということもあり、学校終わりに友人宅に招かれるも、流行りの音楽の話しなどについていけない純は一人疎外感を感じてしまう。
その事から、北海道では大きな熊が頻繁に出没し、自分も遭遇したことがあるなどと嘘をついてしまうのだった。
吉野とのお出かけ
その後令子のお見舞いに向かった純のもとに、現在の彼氏である吉野がやってくると、純は令子との関係に友人以上のものを感じとるのだった。
その後家に帰って来た純のもとに、吉野から映画を観に行かないかと誘いがあり、強引な口ぶりに断れずにいるのだった。
純は最初その強引な誘いかたや、映画の最中にいびきをかいて寝てしまう吉野に不快感を感じていた。
しかし、遊園地で見せた大人の対応や、余裕のあるその素振りに惹かれていってしまい、令子との再婚を認めてしまうのだった。
その頃令子の病室では、大きな病院への転院を必死に説得する雪子がいるのであった。
心が揺れる
吉野と遊んだ帰り、純は令子の病室を訪れると、そこには必死に転院を説得する雪子の姿があった。
しかし令子は、吉野が紹介してくれた病院だからと、転院することは考えられないと答えるのだった。
しかし雪子は、小さな病院では見つからない病気があることも現実問題としてあるのだと話すのだが、令子は頑なにその雪子の提案を断るのであった。
すると令子は、純がきたことに気がつき声をかけると、本当に帰ってしまうのかと寂しそうな表情を浮かべるのだった。
そこに恵子が母親とともに現れると、外にやってきた恵子は、純に家に下宿をしないかと提案する。
恵子の父親は、海外赴任しており、兄も大阪にいることから、男手がいれば安心すると声をかける。
令子や吉野、そしてあこがれの恵子からの提案に心が揺れ動いてしまう純なのであった。
どうすればいいのか
その夜、家に帰って来た純は、寝る支度をしていた雪子に声をかけると、このまま北海道に帰っていいのかと疑問を口にする。
すると雪子は、徐の心変わりがあこがれの恵子と会ったことなのではと口にするが、純は慌てたように否定する。
この心境の変化は、吉野からの言葉や令子の寂しそうな表情を見たからであると告げると、雪子は自分が東京に残るからと安心させようとする。
しかし純は、令子を心配する気持ちや吉野に惹かれつつあること、そしてなにより恵子からの提案などに心が揺れ動いてしまうのだった。
一方、北海道の富良野の自宅で作業をしていた五郎は、やってきた中畑から純が東京に残りたがったらどうするつもりだと質問をする。
帰ってくることを約束したとはいえ、令子に懇願され便利な都会を知った純が帰らない選択肢を取る可能性もあると口にする。
すると五郎は、それもまた純の選択であるならば、自分はそれ以上なにも言えなくなると答えるのだった。
その話を、山に花を摘みに行っていた蛍が聞いてしまい、五郎の決断にショックを受けたのかその花を川に流してしまうのであった。
そして令子を心配する気持ちや、北海道にいる男ではなく、都会の余裕のある吉野にあこがれを持ってしまったようで、残りたい気持ちがでてしまったようです。
純はこれから残ることを選択するのか、それとも戻る選択をするのか、純の決断に注目していきたいと思います。
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純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)は罠にかかったキツネのことから大自然の厳しさを学ぶ。また五郎(田中邦衛)の風力発電が完成、明かりが灯る。
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罠にかかってしまった蛍が手懐けていたきつねは、あれ以来姿を見せなくなってしまい、それでも蛍は毎日のように家の裏にでていくのだった。
そんなある日、風力発電のために装置を取り付けていた五郎たちのもとに、松下が山のなかから何かをもってやってくる。
松下は、それがとらばさみという罠であることを説明すると、その罠の説明を蛍たちにするのだった。
その後中畑の家を訪れた五郎は、とらばさみは禁止になっているはずだと話をするが、免許さえあればまだまだ使えることを説明されるのだった。
このご時世、まだ誰かが獣を捕り生活の足しにしていることに中畑たちは驚きをかくせずにいるのだった。
手懐けること
学校にやってきた蛍たちは、涼子にきつねのことを伝えると、涼子はそのことをずっと考えてしまう。
テストの時間を割いてこの件を話し出した涼子であったが、子供たちはさまざまな意見をぶつけ合っていた。
その中でも、古いタイプの杵次という祖父を持つ正吉は、山の動物はほとんど害獣なのだと語るのだった。
さらに議論は白熱し、命を奪うことの残酷さや、それの上に人間が生きていることが話し合われていた。
すると涼子は、手懐けたことにより狩りの能力が低下してしまい、自然のなかで生きれなくなる可能性があると示唆する。
子供たちは、正解のないこの問題にそれぞれの意見をぶつけながらも、納得のいく答えを見いだせずにいた。
電気が通る
その帰り、純は正吉の肩ばかり持つ涼子の意見に納得ができず、文句をいいながら帰って来ていた。
しかし風力発電の進捗がかなり進んでいることを知ると、家に電気がつくことに感動しそのことをすっかり忘れてしまうのだった。
その頃家に帰った正吉は、杵次の道具箱の中にとらばさみがあることを知り、蛍のきつねを傷つけたのは杵次の罠だと知るのだった。
そのことを涼子に伝えにいった正吉は、きつねの毛皮で暖かいものを作ってくれる杵次に感謝をしていると話す。
しかし、蛍のきつねを傷つけたことに正吉自身も傷ついており、涼子は気にしないようにと声をかけるのだった。
その後家に帰った正吉は、罠の手入れをする杵次を見かけると、もうきつねは捕らないで欲しいと頼み込むのだった。
歓迎されてない
翌日、生産調整のかかった廃棄予定の牛乳をもらってきた五郎は、それでバターを作り始める。
純たちもそのバター作りの手伝いをするうちに、その楽しさに没頭していくのであった。
その日の夜、雪子は五郎に草太の家の牧場で働いていることに、歓迎されていない空気を感じるのだと話す。
それを聞いた五郎は、清吉はもとから不器用で口が悪いのだと、気にしすぎないようにと声をかける。
その頃上で寝ていた純は、先日正吉から言われた雪子と五郎の関係のことが頭から離れずにいるのだった。
家では雇えない
牧場での仕事をしていた雪子は、一段落したら来るようにと、清吉に呼ばれ家のなかに入っていくのであった。
お茶を出された雪子は、ここで働いていることにが本当は迷惑しているのだと伝えられ固まってしまう。
ここは共同牧場であり、3家族で運営しているが、その3家族が十分に食べていけるほど稼ぎがないのだという。
そこへきて雪子を雇う余裕がないのだと語ると、話題は家出してしまったつららの話になるのであった。
つららは、この地を開拓した仲間の娘であり家族のような存在であると同時に、草太がプロポーズした相手でもあると語る。
何はともあれ、勝手に惚れて勝手に雪子を働かせている草太に責任があることは理解しているが、プロポーズをしてしまったため義理は通さなければならないと話す。
そこまで聞いた雪子は、何も言い返せず家を出ていくと、周囲からも冷たく扱われてしまい、そんな原因を作った草太に冷たくあたってしまうのだった。
罠のこと
傷心し家に帰って来た雪子は、家に電気がついたこと、さらにみんながサプライズで誕生日をお祝いしてくれたことに感動してしまう。
誕生日パーティーが賑やかに進んでいくなか、外に杵次がやってくると気がついた五郎が声をかける。
中に入ることを拒んだ杵次は、そこで馬を手離すことになったことを聞かされると、それまでの苦労を聞かされる。
動物は人間の助けになったり、食べ物や毛皮になったりするものと考えていた杵次は、馬に名前をつけることもしていなかった。
そんな杵次であったが、とらばさみの罠を仕掛けたのは自分なのだとそこにやってきた純や蛍に告げ謝るのであった。
その翌日、長かった冬にも終わりがきたようで、沢の雪が溶け始めたころそのしたに春の芽生えを感じる純たちであった。
それにしても、あの杵次が謝りにくるなんて、正吉からの言葉や蛍たちに少なからず心を開いていることがわかりました。
そしてまた、雪子と草太の問題が発生してしまい、雪子は東京に帰っていくのでしょうか。次回を楽しみにしたいと思います。
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友達の正吉(中沢佳仁)から五郎(田中邦衛)と雪子(竹下景子)の仲を疑われ、怒った純(吉岡秀隆)は、草太(岩城滉一)から喧嘩の仕方を教わり勝負に挑む。
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吹雪の中車に取り残された純は、なんとか助け出されたものの、あの日の記憶がフラッシュバックし、夜中に目を覚ましてしまう。
夢だったことに気がつき表に出ると、雪掻きをする五郎や蛍に声をかけられ、日常に戻れたことに安堵するのだった。
その日の午後、五郎は馬をだしてくれた杵次にお礼としてお酒とお金を持って挨拶に向かう。
すると杵次は、その金額が1万円であることを聞くと、2人の命はそんなもんなのかと告げると、最低10万円は包んでくるように伝えるのだった。
困り果てた五郎は、中畑の家に向かいどうするべきなのか相談するが、お酒を受け取ってくれたならそれでいいと言われるのであった。
牧場で働く
草太は、中畑たちが集まる場所に行くと先日の吹雪の停電で大変な目に遭ったと愚痴をこぼしていた。
草太は雪子たちの身に起きたことを聞かされていなかったようで、中畑たちからそれを聞かされると、大急ぎで雪子のもとに向かっていく。
雪子たちが危険な目に遭いながらも、それを知らずにいたことを謝りながら、咳をする雪子を心配するのだった。
その頃純は、つららから毎日のように追いかけられ、草太と雪子のことを聞かれるのだが、対応に困った純はその追及から逃げ回っていた。
すると正吉と見知らぬ中学生に声をかけれた純は、杵次のことをバカにしているだろうと喧嘩を売られてしまう。
そんなことないと反論するのだが、川へ突き落とされた純は、雪子が五郎と男女の関係にあるのだと、多くの人が噂しているのだと告げられるのだった。
諦めろ
牧場での仕事を始めた雪子は、草太に色々と教わりながら慣れないその作業を懸命にこなしていた。
今年は生産調整が入ったとして、牛乳に食紅をまぜ価値をなくしている光景を目にした雪子は、酪農家の苦労を知るのだった。
そんな中、草太の友人である川島がやってきて、雪子を見た途端草太に話があると告げ飲みに誘うのだった。
川島は、一度は応援するような態度をとっていたが、雪子の綺麗さや学歴を知ると諦めろと助言をする。
反論しようとする草太だったが、つららの気持ちを考えろと叱られ、そのつららを喫茶店に待たしてあることを話すのだった。
バイクに乗り喫茶店に向かった草太であったが、つららに会う気持ちになれずそのまま帰っていくのだった。
喧嘩のしかた
翌日、草太のところへやってきた純は、喧嘩を教えて欲しいと頼み込むが、喧嘩なんてバカらしいと純を諭す。
しかしその理由が五郎と雪子のことだと知ると、喧嘩のやり方を純に教え、正吉との決闘の立ち会いをする。
互いの気持ちをぶつけ合った2人は、わだかまりを無くしたと話すのだが、草太はその噂の出所を聞こうと正吉を脅すのだった。
家に帰った草太は、清吉から呼び出され雪子のことは諦めるように説得されるのだが、草太はここにいてやってるのだと強気な発言をし、自由にさせて欲しいと告げ家を出る。
その後飲み屋で、友人から五郎の女である雪子に惚れた男としてバカにされた草太は、我慢の限界を向かえ殴りかかってしまうのだった。
家出したつらら
草太がふっかけた喧嘩は、お店のなかを激しく壊すなどして、警察へと連れていかれてしまう。
取り調べをする刑事は、草太の昔の喧嘩相手であり、酪農家を続ける大変さに同調しながらも厳しい取り調べをするのだった。
さらにその刑事は、酪農家では嫁に来る相手もいないだろうと語ると、草太は図星をつかれたことに動揺してしまうのだった。
そんな中、草太はつららが書き置きを残して家出してしまったことを聞かされるのであった。
つららの家出は、五郎にも伝えられると、心配をした五郎は車を貸すなど協力するが、なかなかつららを見つけられずにいるのだった。
きつねと罠
つららがいなくなってしまい、五郎はつららの兄・辰巳とともにその行方を探すのだが、検討もつかず困り果てていた。
そんな五郎の家に、つららを心配した草太がやってきて、辰巳に声をかけると、原因を作った草太に殴りかかってしまう。
辰巳の怒りの理由を十分に理解している草太は、一切抵抗もせず殴り倒されると、五郎がそれを止めに行く。
辰巳が帰ったあと、五郎は草太の肩を優しく叩くのを見ていた純は、どうしても我慢できず、寝ている雪子のところへ向かう。
具合が悪いと話す雪子は、一向に起きてこず、純はつららがいなくなったとだけ告げ下に降りていくのだった。
その日の夜、戻ってきたきつねに餌をあげようと出ていった蛍は、そのきつねの足に罠がついていることに驚き五郎を呼ぶ。
それを見た五郎や純は、足を引きずり逃げていくきつねを悲しそうに見つめるのであった。
さらに五郎のことで友達の正吉に決闘を挑むなど、家族を思う気持ちが芽生えてきたこともよくわかりました。
今回は草太の恋に焦点が当たりましたが、農村で暮らすことの別の大変さが描かれていました。
いなくなってしまったつららは、どこに行ったのか?そして草太と雪子はどんな答えをだすのか気になります。
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風力発電のバッテリーを取りに、街まで車で出かける純(吉岡秀隆)と雪子(竹下景子)。しかし二人は猛吹雪で遭難してしまう・・・。
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風力発電のプロペラにヤスリをかけながら、純は杵次から電力会社に口利きをしてもいいと言われた話を雪子にしていた。
五郎が考え行動しているこの風力発電にけちをつける杵次に嫌悪感を示す純は、どうせどやされるだけと五郎には伝えてないと話すのだった。
その日の午後、雪子は電気設備の会社からモーターなどが届いたという連絡を受け、車を借りる約束をしていた。
雪子は、五郎が帰ってくる前にその材料を全て揃えておいて五郎を驚かそうと考えており、純たちもその計画を楽しそうに聞いているのだった。
純は雪子に着いていくことになり、車を借りに行くと、夕方から吹雪くから早く帰るようにと声をかける。
すると純は、ラジオの天気予報がここ最近外れていることから、その話を真剣に聞こうとはしなかった。
喧嘩の原因
富良野の街に出ていた五郎は、旭川に戻るためにバスを待っていた正吉の母のみどりを発見し声をかける。
みどりはお店も長くは休んでいられないと、旭川に帰ることを告げると、今回も杵次ともめてしまったことを話す。
みどりは、18年もいる馬を手離さない杵次に文句を言ってしまい、そのことで口論になってしまったのだという。
馬を家族同然のように考えていることも理解しているが、自分の稼いだお金が馬のエサになることがどうしも納得いかないと寂しそうな表情で語るのだった。
その後、五郎は中畑の家に行くと、そこで杵次が馬を手離そうとしていることを耳にすると、昔は有意義であった馬も今では無用の長物だと語り合うのだった。
不安な道
電気設備の会社からモーターなどを受け取った雪子は、それを車に載せると家に帰ろうと車を走らせる。
するとそこで純が、草太の家の牧場によって先日のスキーの写真を取りに行こうと寄り道の提案をする。
雪子もまた、ここ最近の天気予報が外れていることから、少しだけならいいだろうと草太の家の方へと車を走らせる。
しかし、雪子や純の予想は外れてしまい、道を行けば行くほど雪や風は強くなり、次第に前も見えなくなるくらいの吹雪きになってしまう。
慣れない吹雪の中の運転ということもあり、慎重に車を進める雪子だが、強くなる雪にどんどん不安になってしまうのだった。
昔の人たち
一方、家で留守番をしていた蛍のもとに杵次が五郎を訪ねにやってくるのだが、蛍から出ていることを聞かされる。
すると杵次は、蛍がお手玉をしているのを見て、昔はおもちゃなど容易に買えなかったと蛍の姿を懐かしそうに眺めるのだった。
そこに五郎が帰ってくると、杵次は自分が馬で来たことを話すと、蛍はその馬を見に外へと出ていく。
すると杵次は、電力会社に話を通してあると告げると、五郎は風力発電をするつもりなのだと告げるのだった。
すると杵次は、五郎が自分からの提案をことごとく断ることことに気がつき、なぜなのかと問い詰める。
そんなつもりじゃないと答える五郎であったが、杵次は自分たちが入植してから、すごい苦労をしてこの土地に電気を引いたことを伝える。
昔の人たちの努力までも無かったことにするつもりなのかと怒りを露にし帰っていくのであった。
吹雪の中の捜索
車が雪だまりの中に突っ込んでしまい、身動きの取れなくなった雪子たちは、なんとか車を動かそうとする。
しかし吹雪はどんどん強くなり、車は半分ほど埋まってしまい、まったく動けなくなってしまうのだった。
その頃雪子たちの帰りが遅いことに気がついた五郎は、吉本の家を訪ね電話を借りると昼過ぎには雪子たちは帰っていったことを聞かされる。
探しに出掛けようとするも、この吹雪のせいで麓郷全体が停電になってしまい、牛舎や豚舎の対応にみんなかかりっきりになってしまう。
五郎は、中畑からジープを借りると車を走らせ草太の家の方にも向かうが、深すぎる雪に立ち往生してしまうのだった。
その頃、車の中に閉じ込められてしまった雪子は、純を励ましながら助けがくることを期待するのであった。
馬ならば
それから数時間が経ってしまい、車はすっぽりと雪に覆われてしまい、捜索が困難になってしまう。
すると作業をしていた松下が、馬ならば人間を助けるのではないかと話すと、五郎は杵次のもとに向かい頭を下げるのだった。
車の中で今にも寝てしまいそうな雪子であったが、遠くから鈴の音が聞こえることに気がつき、純をゆさぶり起こす。
その音はどんどんと近づいてくると、雪子たちは内側から物音を立てて外に知らせようとするのだった。
車の外では、馬を連れてやってきた五郎と杵次が雪を掻き分け車を掘り起こそうと懸命な作業を続け、無事2人を保護するのだった。
家に帰った純は、文明の利器である水道や電気というものが、自然の前では無力なことを改めて実感するのだった。
便利なものは、どこかしらに弱点があり、便利でないものはそれなりに柔軟だということも感じさせられました。
自然との共有をするこの土地では、さらに利にかなった生活をすることが大切なのかもしれません。
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富良野で初めての正月を迎えた純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)が、草太(岩城滉一)や雪子(竹下景子)とスキー旅行に出かけた間に、東京から令子(いしだあゆみ)がやってくる。
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クリスマスにもらったスキーの練習をしている純や蛍は、慣れないスキーに悪戦苦闘しながらも楽しそうに練習を重ねていた。
そんなある日、正吉の家に遊びに行った純は、またしても大人の真似をして一升瓶の水を飲んでいた。
するとそこに正吉の母親がやってくると、五郎の息子と知り、久しぶりに会いたいと言伝てを頼むのだった。
一方次の生活のためにと、何かの図面を引く五郎のもとに、暗い表情をしたつららがやってくるのだった。
つららは、草太からプロポーズされたことを話すが、雪子が帰って来てからそのことにも不安がでてきてしまったと話す。
色恋沙汰の相談は苦手だと語る五郎であったが、つららはその五郎の表情から全てを察するのであった。
令子がやってくる
その頃富良野駅に降り立った令子は、タクシーをつかまえると中畑の事務所にやってくるのだった。
呼び出された中畑は、令子が五郎の家に行きたがっていることを知ると、呼んでくるから待ってて欲しいと頼む。
しかしどうしても家に行きたがる令子を止めることができずに、令子を五郎のもとへと連れていくのだった。
令子の突然の訪問に驚く五郎であったが、純や蛍が運良くスキーに出掛けていることもあり、令子とゆっくり話をすることにする。
子供たちが寝室として使っている2階に上がると、ここでの生活について質問をすると、2人のおかげで水が引くことができたと伝えるのだった。
会わせて欲しい
2階で蛍のパジャマを抱きしめながら、令子は改めてここに来た理由が子供たちに会うためだと告げる。
しばらく考え込んだ五郎は、ここにきて3ヶ月純にはかなり手を焼いたが、それでもだんだんと慣れてきているのだと話す。
さらに純は、精神的にも強くなりかけているのだと話すと、このタイミングで会わせるわけにはいかないと断る。
そして五郎は、なんでもある都会とかは違い、何もかも自分自身でやらなければならないここでの生活をもう少しさせてやりたいと話す。
1年でも2年でも、ここでの生活を通して得た経験から、その後の人生を子供たちに決めさせるまでは会わせたくないと考えを口にする。
それでもせっかく来たのだからと、遠くから見ることだけは許すと、翌日の昼頃自宅に来るように話すのだった。
勘のいい蛍
スキーを遅くまで楽しんだ純と蛍が帰ってくると、蛍は綺麗になっている2階を見て誰か来たのではないかと感じていた。
そんな2人の話題をそらそうと、お年玉としてラジオを買ったと告げると、令子からのお土産を手渡すのだった。
一瞬ドキッとした五郎に気がついた雪子は、家の裏でこっそり令子が来たことを告げられる。
そこで五郎は、会わせずに顔だけ見せようとする自分は残酷なのであろうかと話すのであった。
2階に上がった雪子は、蛍から声をかけられると、パジャマから令子の匂いがすると言われ動揺してしまうのだった。
風力発電
翌朝、五郎は風力発電のための装置の設計図を描いていたことを純たちに教えると、その作成の手伝いを依頼するのだった。
五郎の手伝いができるとおおはしゃぎの2人は、プロペラ部分の製作のために木を切っていた。
するとそこに中畑がこっそりと令子を連れてくると、令子は元気そうな2人を見て涙を浮かべるのだった。
するとそこに草太がやってくると、令子に気がついてしまい大声を上げるが、なんとか雪子が連れていくのだった。
大人たちの不思議な雰囲気に気がつく2人であったが、それ以上追及することはなかった。
他人の心に入り込むな
雪子に強引に車に乗せられた草太は、そこで令子や五郎のことを聞かされ、五郎の対応に憤りを感じるのだった。
その頃五郎の家には、正吉の母親がやってくると、20年ぶりの再会で会話に花を咲かせるのであった。
正吉の母親も離婚しており、一人で育てることの辛さを共有しあっていると、そこに怒った草太がやってくる。
雪子が止めるのも聞かず、草太はせっかく会いに来た令子に純や蛍を会わせないなんて親としてひどすぎると怒鳴ってくる。
それを黙って聞いていた五郎であったが、先に口を開いた正吉の母親が、人にはそれぞれ考えがあり、そんな人の気持ちにずけずけと入っていくものではないと叱るのだった。
子供たちの考え
叱られた草太が家を出ていこうとすると、扉の外に純と蛍が立っていることに気がつくのだった。
その晩、何事もなかったように明るく話をする純に、五郎はラジオが自分ではなく令子からの贈り物だと告げる。
しかしそれを聞かなかったふりをする純は、明るくまた話し出し、そのことを聞くべきではないと考えていた。
それは蛍も同様であり、2人はスキーの話題で盛り上がり笑い合っているのだった。
色々なことを経験させ、しっかりと自分の考えを持たせたいようで、ここに連れてきたことがわかりました。
令子のことを聞いても、それを聞こうとしない純や蛍に2人の成長を見た気がします。
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小屋に水を引いてくる工事に悪戦苦闘する五郎(田中邦衛)の姿を見て、純(吉岡秀隆)の心に五郎への尊敬の気持ちが芽生える・・・。
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年の瀬になり、町はそれなりの賑わいをみせる中で、五郎は近くの川から家に水を引くためのパイプを設置していた。
中畑や松下の手を借りながら山の中にパイプを通し、自宅まで繋げたのだが、どこかでパイプが凍ってしまっているらしく、水は流れてこなかった。
水道を楽しみにしていた純は、その計画が失敗したことにふて腐れると、年賀状を出しに行くと言って山を降りる。
街へ出てきた純は、内地へと働きに出ている人の帰りを待つために賑わうバス停に正吉の姿を発見する。
正吉は外に働きに行っている母親の帰りを待っているのだと話すのだが、今年は帰ってこなそうだと話をされる。
その流れで正吉の家に向かった純は、大人の真似をしながら、正吉と水を飲みながら紅白歌合戦のことについて話し合っていた。
喧嘩
そんなある日、五郎は中畑たちとともに飲みに出掛けていくと、近くで飲んでいるはずの草太の姿がないことに気が付く。
草太は、あれ以来雪子を駅で待つ日々を送っており、そんな姿をからかわれた草太は、喧嘩になってしまうのだった。
止めに入った五郎たちも入り乱れての大乱闘になってしまい、その夜は更けていくのであった。
翌日、顔を傷だらけにした中畑や松下が五郎の家にやってくると、昨日の喧嘩について面白おかしく話すのだった。
その頃草太は、帰ってこない雪子を待って駅で一人待っていると、そこにつららが話があるとやってくるのだった。
するとつららは、この麓郷という土地を捨てて旭川の街にでるつもりなのだと語ると、遠回しに雪子の話をするのだった。
それを聞いた草太は、雪子にはフラれてしまったこと、そして自分の両親がつららを嫁にすることを希望していると話すと、草太はプロポーズするのだった。
開通
その頃東京では、別れた彼氏が家族を連れて年末の買い物をしている姿を見ていた雪子は、メモと一緒に手編みのマフラーをそっと渡す。
それに気がついた男性は、そのメモと中身を見ると、それを元の場所に戻しそれを陰から見ていた雪子は、完全な別れを知るのだった。
一方一人でパイプの凍ったところを直していた五郎は、やっとの思いでそれを直すと再度パイプを川にいれる。
五郎の家では純と蛍、そして様子を見にきた涼子が、パイプの先を注意深く見ながら水がくるのをまっていた。
なかなか来ない水に肩を落とす純たちであったが、蛍が五郎を呼びに行こうとすると、ゆっくりと水が流れ込んでくるのだった。
その流れは次第に強くなり、水道として十分な水量が流れてくると、純たちは大喜びで五郎のもとへと駆けていくのだった。
どうして?
その夜、大晦日ということもあり、頑張った2人に紅白歌合戦を見せるために、涼子を送りがてら杵次の家に連れていくと伝える。
大喜びする2人を杵次の家に送り届けたあと、涼子を家まで送ると涼子は五郎たちの家族が素敵だと告げる。
そして一つ気になることがあると話すと、なぜ五郎は純に丁寧な言葉で話しかけるのかと質問をする。
しかし五郎にもその理由が説明できないほど長いことその言葉遣いをしてきたのだと語るのであった。
その頃杵次の家にやってきた純たちは、正吉が帰って来た母親と楽しそうに遊んでいる姿を発見する。
その楽しそうな正吉の顔を見た純たちは、なんとなく家の中に入れずそのまま家に帰ったしまうのだった。
一方五郎も、中畑の家で一家団欒をする姿を見てしまい、家に寄ることはなくまっすぐ帰って来てしまうのだった。
叫ぼう
家に帰ってきた五郎は、年賀状を書き始めるが、令子への年賀状をどうするべきか迷っていた。
するとそこに2人で帰ってきた純たちの姿に気が付くと、理由を話さない2人に五郎は富良野の夜景を見に行こうと声をかける。
久しぶりに夜景を見にきた3人は、その綺麗な夜景に喜んでいると、五郎はあの光の半分以上は紅白歌合戦を見ていると話す。
紅白歌合戦を見れない我が家にも大晦日はやってくると話すと、この一年の純や蛍の頑張りを褒めるのだった。
そして五郎は、今まで丁寧な言葉で話しかけていたが、これからはそれを止めることを伝え、純にも止めるように告げるのだった。
はい。と答えた純に五郎は、山の上から街に向かって大声で叫ぼうと誘い、3人は「さよなら1980年」と街に向かって叫ぶのだった。
家に帰ってきた五郎たちは、家の明かりがついていることに気がつき、部屋に入って上を見ると、そこには笑顔で待つ雪子がいたのであった。
初めは色々なことに否定的だった純も、水道開通のときには五郎と抱き合ったり、ハイタッチするなどなんだかいい親子になってきたような気がします。
雪子がやっと帰って来てテンションの上がる草太と、それを心配そうに見つめるつららのこれからの関係にも注目していきたいと思います。
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中畑の家で五郎(田中邦衛)の帰りを待つ純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)。東京へ帰りたいという思いがくすぶる純は、母に電話をしてしまう。
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雪子が東京に帰ってしまい、五郎が山仕事にでかけると、純や蛍は中畑の家で五郎が終わるのを待つことになるのだった。
中畑の家ではテレビや電話などが揃い、また中畑の妻の手料理の美味しさなどから純は自分の家よりも居心地のよさを感じているのであった。
そんなある日、中畑の家に親戚に子供が生まれたという電話がかかってくると、純はその様子を注意深く見ていた。
それからというもの、瞬時に遠くの人とも繋がることができる電話に興味を持ち出してしまうのだった。
さらに、以前見た令子の夢で、電話のことを話していたこともあり、純は令子と話せるかもしれないという期待を持ち始めるのであった。
雪子のこと
そんなある日、純は中畑の家で一人留守番することになり、事務所の人からも家の人が誰もいないことを伝えられる。
すると周囲を注意しながら、純は勝手に中畑家の電話の受話器を上げると、メモしておいた令子の店の電話番号を見つけダイヤルを回し始める。
するとそこに配達にきたつららが現れ、純は慌てて受話器を置くと、つららに誰もいないことを伝える。
すると純に気がついたつららは、雪子は帰ってこないのかと聞くと、純はそのつもりだと思うと答えるのだった。
つららが帰ったことを確認した純は、もう一度受話器を上げ電話をかけると、令子に取り次ぐようお願いをする。
令子が電話に出たのだが、久しぶりに聞くその声に緊張してしまい、何もしゃべらず電話を切ってしまうのだった。
結局電話で話せずにいた純の元に、久しぶりに草太がやってくると、草太もまた雪子のことを純に聞くのだった。
東京にいるころ付き合っていた男性のことが気になった草太は、純に質問をするがわからないと答え草太をやきもきさせるのであった。
秘密の電話
それからしばらくして、山仕事の終了とともに中畑家では、男たちとその家族が招かれ慰労会が開かれるのだった。
慌ただしく準備に追われる女性陣や、お酒を飲み盛り上がる男性陣を横目に、純はこっそり事務所に忍び込む。
そして事務所の電話をこっそり使い、机のしたに隠れるようにしてもう一度令子の職場に電話をかけるのであった。
先日のこともあり怪訝な声を出す従業員であったが、令子に代わるとそれが純であることに気がつくのだった。
純の声を聞いた令子は、久しぶりに聞く純の声に感動してしまい、涙を堪えきれずに泣きながら話すのであった。
ほんの少しだけ会話をした純は、ばれないように全てを元通りにすると、宴会場にそっと戻っていくのだった。
蛍の電話
その後、中畑家のクリスマスの準備を手伝いに来ていた純は、また留守番を頼まれたタイミングを見て、今度は蛍にも話をさせようと考えていた。
令子に電話をかけるのだが、その声を聞いた蛍は何も言わずに電話を切ってしまうと、家に帰っていってしまうのだった。
それから数日後、涼子に呼ばれた五郎は、誰もいない職員室で蛍が令子と電話していたことを聞かされる。
それが純ではなく蛍が一人でしていたことだと知った五郎は、笑顔を見せながらも寂しそうな表情を浮かべるのだった。
その夜、純と蛍は中畑家のクリスマス会にお呼ばれしたと、嬉しそうに出掛けていくのであった。
家族の柱
クリスマス会が始まろうとしていたタイミングで、中畑は2人に手土産を持たせ家に帰るよう告げる。
家の前まで送り届けられた純は、そこで中畑が冷たくしたのには理由があるのだと告げられる。
中畑は、五郎が2人が凍えないように夜な夜なストーブに薪をくべていると話すと、五郎が倒れたら純があの家の柱にならなければならないのだと告げるのだった。
中畑のその言葉は、純の心に重く響き渡り、改めて父親の偉大さに気づかされる純なのであった。
家に入った2人は、クリスマスプレゼントのスキーが置いてあることに気がつき、その夜は一階で3人で寝ることにするのだった。
夢
3人で寝ようとしたときに、蛍が五郎に声をかけると謝らなければならないことがあると告げるのだった。
蛍は、学校の電話を使って令子に電話をかけたことを話すと、五郎はそれを許すようにその話に耳を傾けるのだった。
その間、自分も同じことをしたと言いかけた純であったが、すっかりタイミングを逃してしまい言えずに寝てしまう。
その夜、純はキャンドルを持って歩く五郎や蛍たちが、自分には全く気づかずに山の中へ消えていってしまうという夢を見る。
自分だけが置いていかれたことや、誰にも気づかれなかったことに寂しさを感じた純は、寝ながら涙を流すのだった。
さらに、五郎にだけ懐いていたと思っていた蛍も、母親からの愛情を求めていたことにかなり驚きました。
そしてなんと言っても、中畑の純にかけた言葉がかなりかっこよく、武骨な男を見たような気がします。
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雪子(竹下景子)が編んでいるマフラーを、純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)は勝手に草太(岩城滉一)のものと思い込み、純は草太に伝えてしまう・・・。
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純たちが通う学校では、森の動物の授業がされており、そこで冬眠する動物について話し合われていた。
退屈な純は、その授業を聞きながら居眠りをしてしまうと、隣の席の正吉からここにも冬眠する動物がいたと笑われるのだった。
純は、東京とは違い皆を競い合わせるわけでもなく、全員が100点を取れるような授業のやり方にある不安を抱いていた。
東京にいたころは、進学塾に通いレベルの高い勉強をしていた純は、自分の将来に思いを馳せる。
好きだった女の子がどんどん進んでいく一方、自分はこの土地で動物の世話をし続けることに不安と不満を募らせるのであった。
マフラー
冬も本格的になってきたこの麓郷の土地での生活にもなれてきた頃、純と蛍は雪子が居間でマフラーを編んでいるところを目にする。
すると蛍は、あれは草太にあげるものなのではないかと、その予想を純に伝えると純と蛍は大人の恋にテンションを上げる。
黙っておこうと話す蛍であったが、牛乳を届けにきた草太を見つけた純は、思わずそのことを話してしまう。
それを聞いた草太は、一瞬嬉しそうな表情をするが、すぐに真顔に戻ると隠しきれない喜びを滲ませながら帰っていくのだった。
自宅に戻った草太は、喜びのあまり仕事に熱が入り、夜遅くまで牛の世話をしていたのだった。
不眠症
やっと寝床についた草太であったが、昼間純から言われたことが頭から離れず、雪子のことばかり考えてしまう。
寝ようとすればするほど頭のなかに雪子が現れ、草太は不眠症になってしまい、結局一睡もできずに朝を向かえる。
そんな草太の姿を見かねた川島が声をかけると、恋煩いの草太に男なら大胆に行けというアドバイスを送る。
川島はいきなりキスをすることなど、少しずれたアドバイスをするのだが、悩む草太はそれを真に受けてしまうのだった。
その頃蛍は、雪子が作っていたマフラーは草太ではなく東京に住む元カレのものだと気がついたと純に伝える。
すでに草太に話してしまった純は、誤った情報を与えてしまったと慌ててしまうのであった。
キス
その日の夜、草太に誘われ出ていった雪子は、不眠症について相談されると、自分も寝付きが悪いことを話す。
それを聞いた草太は、なんとかスキンシップを取ろうと手を見せて欲しいと告げ雪子の手をとる。
手の汚さや大きさについて話す草太であったが、その手を握り雪子を引き寄せると、強引にキスをしてしまう。
突然のキスに驚く雪子だったが、その後すぐにきつねを見つけた草太が車を飛び出してしまい、呆れた表情を浮かべるのであった。
その翌日から、草太は雪子を呼び捨てにするようになり、子供の純ですら2人に何かあったのではと勘づくのであった。
覚悟がいる
そんなある日つららが雪子を訪ねてくるのだが、つららの様子がいつもと違うことに気がつく。
するとつららは、農家に嫁ぐにはそれなりの覚悟があるのだと告げると、雪子と草太の関係を気にし始める。
さらにつららは、雪子のことは大好きだが、草太が雪子を選んだ場合敵意を持ってしまうかもしれないと告げる。
その覚悟がないならこの土地を離れるべきだと声をかけると、雪子は自分の人生は自分で決めると答えるのだった。
つららが帰ったあと、雪子はお風呂に火を着けながら、元カレとの別れを思い出してタバコに火をつけるのであった。
東京に帰る
その日の遅く、清吉の家に寄っていた五郎が帰ってくると、草太のことを相談されたのだと話す。
都会に憧れを持つ草太をなんとかこの地にとどまらせることができ、やっと農家を継ぐことを決意させた苦労があったことを話す。
さらに清吉は、都会を夢見てこの地を離れた多くの人を見てきたからこそ、雪子に惹かれている草太が心配なのだと語る。
五郎は、そのことを雪子に伝えながらも清吉の言うとおり、この地に残り草太と恋仲になることにはそれなりの覚悟がいるのだと伝えるのであった。
すると雪子は、荷物の多くを令子に預けたままだったことを思い出したと、一度東京に帰るつもりだと五郎に話すのだった。
翌日、純と蛍は東京へ帰る雪子を見送りにバス停までいくと、令子への言伝てとして元気でいることをお願いするのだった。
その日の夜、何も知らされなかった草太が五郎の家にやってくると、五郎から雪子が帰ったことを聞かされる。
それなりのショックを受けながらも、五郎は長い時間草太に雪子のことや清吉のことを話し聞かせるのであった。
そして蛍は、あれから姿を見せなくなったきつねをまだ待ち続けているのであった。
純もまた、かなりおしゃべりでおませなところはありますが、皆と慣れてきた感じが出て来てよかったですね。
覚悟がいることを伝えられた雪子ですが、果たしてこの麓郷に帰ってくるのでしょうか。
草太とはやはりうまくいかないのか、それとも覚悟を決めて帰ってくるのか、次回を楽しみに見ていきたいと思います。
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北海道の生活に慣れた螢(中嶋朋子)と慣れない純(吉岡秀隆)。純は父が螢ばかり可愛がってると誤解するが、五郎(田中邦衛)は気づかない。
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純は火をつける作業を不得意とし、大人ならすぐにつけられる火も要領がつかめずに苦労する毎日を送っていた。
そんな中、五郎は中畑のところで急な人手がいると言われ、山仕事を手伝うことになり、その準備をしているのだった。
するとその手伝いをしていた松下は、この近辺で気難しいと言われる笠松杵次に挨拶をしたのかと聞かれる。
何かあったのかと気にする五郎であったが、松下は気難しくやっかいな人物なのだと語るのだった。
山仕事に向かった五郎は、杵次に挨拶に行くのが遅くなってしまったと非礼を詫びるが、へそを曲げた杵次は五郎を見ようともしなかった。
山仕事が終わった五郎に声をかけた中畑は、杵次とひと悶着があったことを気に掛けるが、ただの戯言だと気にしないようにと肩を叩くのだった。
厳しい五郎
家に帰ってきた五郎は、その話を雪子にすると、それを聞いていた純は、同級生の祖父だとその話に割って入る。
さらに草太や周りの人からの話しぶりから、杵次がめんどくさい人であると悪口を言うのであった。
すると五郎は、その杵次に会ったことがないのであれば、憶測で悪口を言うものではないと注意する。
さらに、蛍が立派に出きるようになった火お越しもまともにできないうちは、人を悪く言ってはいけないと叱るのだった。
その後、蛍を連れてきつねを見に行った五郎を見送った純は、令子の使いの弁護士が来て以来冷たくなったと感じていたのだった。
杵次の話
翌日、学校で行われたテストで、純の隣の笠松正吉は、わからない問題を純に聞こうとしていた。
涼子にそのことを告げた純は、結局教える羽目になり、それで100点をもらう正吉に納得がいかない様子だった。
家に帰ってきた純は、雪子にその納得いかないことを伝えるのだが、雪子もそれを笑って聞いているのだった。
その頃、杵次を呼び出した五郎は、五郎たちが住んでいる土地は、自分のものであると主張される。
借用書や立会人こそいないが、お金を貸したまま亡くなった五郎の祖父からその土地を譲り受けたのだと語るのだった。
そのことを中畑に相談すると、年寄りの戯れ言だと、気にしないように言われてしまうのであった。
杵次の心
翌日、五郎は山仕事に来ていない杵次を心配し、中畑に様子を聞くと昨晩中畑が厳しく叱ったのだと話されるのだった。
余計なことをしてしまったと気に病む五郎であったが、中畑はまたしてもきにすることはないと声をかけるのだった。
一方、五郎から叱られたことで火お越しの練習をしていた純の元に、少し酒に酔った杵次がやってくる。
杵次は四苦八苦している純に優しく火の付け方を教えると、この一体を開拓したのは自分たちなのだと語る。
すると杵次は、山奥にある古い切り株のことを話し始めると、木を切り生き物を殺しこの土地を開拓したのだと話す。
その切られた木やなくなった動物たちを思うと、この土地を去る若者に感謝の気持ちが無さすぎると溢すのであった。
輪には入れない
その夜、草太たちもやってきて黒板家では宴会が行われ、賑やかな夜を過ごしているのだった。
そこにつららがやってくると、中に入らず草太を呼んできて欲しいと純に頼むと、純はめんどくさそうに草太を呼びに行く。
入ってくればいいと話す草太であったが、つららはどうしてもそこに入っていくことができず、逃げるように帰ってしまう。
すると純は、そんなつららの気持ちがよく分かると感じており、仲間にいれてもらえない疎外感を感じているのだった。
さらに悪口を言うなと言った五郎が、そこで杵次の悪口を言っているところを見た純は、そんな五郎にも不信感を抱きそっと外に出ていくのだった。
そして蛍が慣らそうとしていたきつねがいる場所にやってきた純は、そのきつね目掛けて石を投げつけるのだった。
そんな純の行為に怒りを覚えた五郎は、思わず手を上げてしまい、純は山奥へと逃げていくのだった。
酔いつぶれる五郎
純を追いかけた草太は、車に乗せるとなぜあんなことをしたのかと問い詰めるのであった。
すると純は、五郎から嫌われているのだと相談すると、そんな女々しい考えはするなと叱られてしまう。
さらに草太は、五郎が純を強い男にするために厳しくしているのだと伝えると、家に送り届けるのであった。
家に帰った純は、まだ一人でお酒を飲んでいる五郎に驚くが、すぐさま二階に上がると蛍が声をかけてくる。
きつねのことを謝る純に、蛍は大丈夫と笑顔を見せていると、五郎が雪子に叱られたのだと語るのだった。
さらに2人を心配して上がったきた雪子は、叱ったことで五郎が酔いつぶれたのだと笑って話すのだった。
確かにあれは純じゃなくても、蛍を大切にしていることがかなり顕著に出てましたが、息子に対する父親はあんな感じなのでしょうかね。
それでも、叱られてやけ酒して酔いつぶれる五郎に、人間らしい部分が見れた回でした。
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別れた母の手紙を勝手に処分した五郎(田中邦衛)に愕然とする純(吉岡秀隆)。純は、母の依頼した弁護士にひとりで会いに行く。
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北海道にやってきて1ヶ月程がたち、ここ富良野にも本格的な冬が到来し、純はその凍えるような寒さゆ不満を溢していた。
なんとかして欲しいと五郎に直談判するも、上で寝ているのは純を含む3人であり、その中で唯一の男である純がなんとかするべきたと伝えられてしまうのだった。
五郎がなんにも手助けしてくれないとぼやきながら学校へ向かっていって純と蛍のもとに、雪子を気に掛ける草太がバイクでやってくる。
純は草太にもなんとかして欲しいと頼み込むのだが、草太も五郎同様自分でなんとかするようにと答える。
しかし機転を効かせた純は、他ならぬ雪子のためでもあると告げると、草太は手のひらを返したように手伝いに行くことを告げるのだった。
手紙
そんなある日、五郎のもとに弁護士の本田好子が五郎を訪ねて中畑のところへやってくるのであった。
好子と会った五郎は、そこで離婚の意志が固いのかどうかを確認され、関係修復を視野にいれた話し合いをしようと伝えられる?
しかし五郎は、令子との復縁は望んでおらず、そのことを好子も理解して別の話題に移る。
令子はこれまでに3回ほど手紙を出しており、それが子供達にちゃんと届いているのか心配なのだと話を切り出す。
その好子の話に、五郎はちゃんと子供達に読ませていると答えるのだが、好子はその中に返信用の封筒も同封しているにも関わらず、返事が一向にこないのだと五郎を問い詰めるのだった。
五郎の悩み
翌日、養豚場の豚が出産することになり、それを取り上げていた五郎は、離婚を切り出した日の令子との会話を思い出す。
離婚を切り出した五郎に、令子はお金や家財道具などは好きにしてかまわないと告げると、子供達だけは自分が引き取りたいと語る。
育児を任せっきりにしていただけでなく、純や蛍は、自分が産んだ子なのだとその親権を強く主張するのだった。
そんなことがあり、家に帰ってきた五郎は二階を修復している金づちの音を聞くと、ついに純がやってるのかと嬉しそうな顔をする。
すると雪子は呆れたように、作業をしているのは蛍なのだと告げると、五郎はそんな蛍の手伝いにやってくる。
そこに帰ってきた純は、さぼっていたことを謝ると、五郎は金づちを渡して階下に降りていくのであった。
草太の恋
雪子が来てからというもの、草太は足しげく五郎の家に通うようになり、ボクシングジムでの練習後も五郎の家にやってくるのだった。
さらに毎週土曜日は、黒板家のお風呂を沸かす日であり、雪子のためにお風呂を暖めにやってくるのだった。
そんな土曜日、草太は薪でお風呂を沸かしながら、北海道での嫁不足問題を窓越しに話していた。
農家の嫁という過酷な状況にやってきたいという女性はなかなかおらず、草太もそのことを嘆くのだった。
途中返事が返ってこなくなり、こっそり覗こうとした草太を、後ろからしかる彼女のつららは、そのまま草太を車に押し込める。
乱暴な運転をしたあと、激しいキスをして草太を誘うのだが、草太はそれを疲れているからと拒むのであった。
手紙の行方
そんなある日、下校中の純と蛍に好子が声をかけると、令子からの手紙を手渡しホテルにいることを告げる。
その夜、好子から全てを聞いた純は、手紙のことを草太と雪子に相談すると、それを帰ってきた五郎が聞いてしまう。
五郎は以前送られてきた手紙を焼いて捨てたと謝ると、明日ホテルに連れていく約束をするのだった。
純と蛍が眠ったあと、雪子に手紙の真実を問われた五郎だったが、その問には答えずに黙っていた。
その頃蛍は、令子が自分のお店で浮気している現場を見ていたことを思い出し、暗い表情を浮かべるのだった。
電話に出れない
翌日、ホテルに連れてこられた純は、好子と会うと、ホテルの暖かさや好子の雰囲気に都会の香りを感じるのだった。
好子は母親の代わりに来たことを告げると、純にどっちに居たいのかという質問をぶつける。
そんな質問をされる純であったが、好子が吸うタバコの灰を見て、令子が浮気相手と電話に夢中で灰を落としてしまったことを思い出して、好子の話に集中できずにいた。
すると好子は、五郎が手紙を焼いて捨てたことなどを批判し始めるのだが、それを聴いていた純はだんだんと腹が立ってきてしまう。
好子が令子に電話を繋いだのだが、純は出る気になれずに逃げるように部屋を出ていってしまうのだった。
その夜、昼間のことを純と蛍は互いに聞くことはなく、純は自分の気持ちに整理がつかず眠れない夜を過ごすのだった。
さらに蛍が五郎になついているのは、その現場を一緒に見てしまったからということもわかりました。
母親のもとに帰れるチャンスではありましたが、純は弁護士が来たことに違和感を覚えたようですね。
少しずつですが、純が成長しているように感じてこれからのさらなる成長に期待したいと思います。
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叔母の雪子(竹下景子)を介し、五郎(田中邦衛)に帰りたいと伝えた純(吉岡秀隆)。が、「負けて逃げるんだぞ」という清吉(大滝秀治)の言葉に・・・。
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雪子がきてから、五郎たちはさらに家を快適にするために、ムロの補強や家の修繕などに力をいれていた。
そんな中、雪子に恋心を寄せ始める草太は、雪子が泊まるホテルに迎えに行くなど献身的な態度を見せるのだった。
五郎の家についた雪子は、その修繕や補強の手伝いをしながら純や蛍の面倒を見ているのであった。
そんな中、純は雪子に声をかけると五郎には教えてほしくはないが話を聞いて欲しいと伝えるのだった。
その日の夜、外で火にあたりながら雪子は純が真剣に東京に帰りたがっているのだと伝えるのだった。
さらに雪子は、不倫相手にフラれたことわきっかけに、東京を離れ五郎たちと一緒に住むつもりで北海道にやってきたのだと話す。
そこまで話した雪子であったが、夜道が心配だと草太がバイクで迎えに来ると、そのバイクに乗りホテルへと帰っていくのであった。
悲しかった
翌日、分校の教師をしている涼子のもとを訪れた五郎は、純が東京に戻りたがっているようだと相談をする。
それを聞かされた涼子は、あくまでもそれは家庭内の問題であり、教師の出る幕ではないと冷たい態度をとるのだった。
その日の夜、雪子たちと帰ってきた純を呼び止めた五郎は、東京に帰りたがっているという話を聞いたと伝える。
その言葉に驚いた純であったが、五郎からの質問に正直に東京に戻りたいのだと告げるのであった。
それを聞いた五郎は、直接自分に言ってくれなかったことがなによりも悲しいのだと伝えると、帰るも残るも自分の好きなようにするべきだと話す。
そして雪子と一緒に東京に帰るように伝えるのであった。
涼子の話
それから3日後、純はこの家を離れるときがきて、雪子とともに清吉の運転する車に乗り込み駅へと向かっていく。
その純の後ろ姿を、五郎と蛍は黙って見送り、純もまたその別れに寂しさを感じているのであった。
その後、涼子の元を訪れた五郎は純が東京に戻ったことを伝え、あらためて蛍をお願いしたいと語る。
帰ろうとする五郎に声をかけた涼子は、先日冷たい態度を取ってしまったことを謝ると、五郎は家庭内の問題ですからと答える。
すると涼子は、去年まで東京の学校で教師をしていたことを語り始めると、その時に生徒が自殺してしまったのだと語る。
さらにその自殺は、涼子に対する反発心から行われたものだと話すと、それ以来自信がなくなってしまったのだと話すのだった。
清吉の言葉
清吉に送られ駅に着いた雪子と純であったが、電車の到着まで時間が空いてしまい近くの喫茶店で時間を潰すことになる。
仕事の時間を割いてしまったことを謝る雪子であったが、清吉は見送りには慣れているのだと笑顔を見せる。
すると清吉は、ここに来てから多くの仲間たちをこの駅から見送ったのだと話すと、その時の気持ちを2人に伝えることにする。
清吉は、どんな理由があろうがここから出ていくものを「負けて逃げる」のだと感じていたのだと話す。
しかしそれは、ここでの苦労や大変さを十分に理解している自分だからこそ言えることなのだと語り2人を見送るのであった。
東京へ向かう電車の中で、雪子は純に北海道に移住することを決めていたのだと伝えるのであった。
さらに雪子は、東京に純を送り届けたらすぐにこっちに戻ってくるつもりだと話すと、1人で生きていかなければならないのだと言葉をかけるのだった。
名前の意味
その夜、蛍は翌朝の準備をしている五郎に自分が何故蛍という名前なのかを質問するのであった。
しばらく考えた五郎は、自分がこの集落を出ていくことになった前日の夜のことについて話し始める。
この集落を出ることになったことに寂しさを覚えた五郎は、前日の夜富良野の街に出ようと1人歩き始めたのだという。
その頃この周辺には多くの蛍がおり、自分にまとわりつく蛍が、その先に行かせないようにしているような気がしたのと話す。
そんな話をしていると、蛍が外のエンジン音に気がつき、外の様子を見に行くとそこには気まずそうな表情を浮かべる純と、付き添う雪子の姿があるのだった。
2人が帰ってきたことに驚く五郎であったが、そんな中純は気が変わり戻ってきたわけではないと考えていた。
純は、雪子もここにいるという心強さを得て、ここにとどまる覚悟がついたと腹をくくるのであった。
そんな純がとどまることを決めた翌日、この六郷という土地に、今年始めての雪が降り、冬の訪れを感じる純なのであった。
それでも、五郎に本当のことを伝えられなかったのは、純の父親に対する優しさだったんじゃないかなと思います。
不器用そうな親子ですが、本当はとてもよく似た親子なんだなと感じて、この2人が本当に分かり合う日が来るのを楽しみに見ていきたいと思います。
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どうしても北海道の暮らしに馴染めない純(吉岡秀隆)。東京の母に「帰りたい」と手紙を書き螢(中嶋朋子)に託す。しかし螢は・・・。
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富良野の土地に来て5日がたち、慣れ始めた蛍とは違い、純はその過酷すぎるその家の状態にまだ慣れずにいた。
朝食をとっている間、五郎は学校の手続きをしなければならないと話すが、その前にまだやることがあると2人に手伝いを頼む。
冬は極寒の地となるこの場所では、ムロと呼ばれる食料庫をつくる必要がある告げると、近くの山場で石を取ってくるようにと伝える。
台車を押しながら、純は寒過ぎる家に入れられ、五郎は令子にふられた腹いせに自分達を殺すのではないかと蛍に話す。
台車で石を運びながら、何度も何度も往復させられていた純は、やっぱり殺す気なのではないかと文句をこぼすのだった。
その夜、完成したムロを見た五郎は、2人が手伝ってくれたからこそ立派なものができたのだと告げるのだった。
ご褒美に
家に戻った純とは違い、五郎の作業を手伝おうとする蛍は、純が秘密にしていることがあると五郎に語る。
庫の生活に耐えかねた純が、東京にいる母親に自分達を連れ戻して欲しいという内容の手紙を書くつもりなのだと話すのだった。
それを聞いた五郎は、蛍を信じて打ち明けた純に、告げ口という裏切りはよろしくないと優しく声をかける。
その後しばらく考えこんだ五郎は、蛍の汚れた手を洗いながら、頑張ってくれたご褒美にいいものを見せると話す。
純も連れて車に乗り込むと、五郎は高台まで車を走らせると、そこから見える綺麗な富良野の街の夜景を見せるのであった。
その頃街では、つららと待ち合わせをしていた草太は喫茶店に入ると、分校の教師・涼子がいることに気がつくのだった。
五郎の気持ち
翌日五郎は、純と蛍が通うことになるという中の沢分校を訪れると、そこで教師をしている涼子に挨拶をする。
2人の資料に目を通した涼子は、純と蛍の様子を五郎から聞くと、教育熱心な令子によって出来は悪くないと答えられる。
しかし涼子は、東京から来たということに何かひっかかりを感じており、本校に通わせるべきではないかと語る。
さらにこの分校が来年の夏になったら廃校になってしまうのだと告げ、さらに本校へいくようにと勧める。
しかし五郎は、東京にいる間教育を全て令子に任せてしまったことで、勉強はできるがその他のことが出来ないのではないかという不安があると話す。
五郎は、自分の力で生きることの大切さを学んで欲しいと告げると、改めて分校に通わせたいと語るのだった。
雪子が来る
その頃家で留守番をしていた純は、蛍に街までいって手紙を出してきて欲しいとお願いするのであった。
蛍はそれが母親への手紙だと勘づくと、一人で行くようにと言い返すのだが、怖がりな純は山道を歩いていく自信がなかったのだった。
仕方なく蛍が行くことになるのだが、川にさしかかったとき、周囲の景色に心を奪われた蛍は、その間に手紙を川に落としてしまうのだった。
蛍は、大切な手紙が川に流されているのを見つけると、それを追いかけて山の置くの方へと進んでいくのだった。
その頃、清吉の家についた五郎は、お客がやってきたと言われ、牛舎のなかにいる雪子に気がつくのだった。
雪子に気がついた草太は、その綺麗さからすぐに心惹かれて、夜に五郎の家に行くことを告げるのだった。
蛍がいなくなった
雪子を連れて家に帰った五郎は、7時を過ぎても蛍の姿がないことに気がつき純に問いただす。
知らないと話す純であったが、もしかしたら街の方に向かっていったのかもしれないと五郎に語るのだった。
街に向かった理由を尋ねるも、純は理由はわからないとその口を閉ざすのであった。
いくらまっても帰ってこない蛍を心配した五郎は、近所の人たちに連絡すると総出で蛍を探し始めるのだった。
夜10時を過ぎても蛍は見つからず、不安な表情を見せる純を見た五郎は、心配することはないと声をかける。
すると純は、自分が蛍に手紙を出しに行くようにお願いしたのだと話すと、いなくなったことの責任を感じ始めるのだった。
そしてその理由を語る純は、自分には北海道という土地が合わず、東京のほうが合っているのだと涙ながらに語るのだった。
揺れる想い
その後の捜索で、道に迷っていた蛍が無事保護されると、優しく抱きしめる五郎に泣いて謝る蛍であった。
家に帰ってきた五郎は、家で待っていてくれた雪子と涼子にお礼を伝えると、涼子はいつでも学校に来て下さいと伝え帰っていく。
純の様子がおかしいことに気づいた雪子であったが、翌日また来ると伝えて帰っていくのであった。
その頃、寝袋に入った蛍は隣で寝転んでいた純に、手紙のことは話さなかったと伝えるのだった。
それを聞いた純は、天井を見つめたまま何かを考えているのだった。
また五郎も、そんな純を見て自分のしていることが正しいことなのかどうか悩んでいるようにも感じました。
北海道までやってきた雪子が、純や蛍そして五郎にどんな影響を与えるのか、次回を楽しみにしたいと思います。
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妻の令子(いしだあゆみ)が家を出て半年。東京が嫌になった五郎(田中邦衛)は、幼い純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)を連れ、故郷の北海道で暮らし始める。
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宮前雪子は、姉であり黒板五郎の妻であった令子を喫茶店に呼び出すと、純と蛍を連れて北海道に行った五郎をなぜ止めなかったのかと問い詰める。
令子は五郎を止めようとしたが、話を聞いてもらえず、さらに離婚の理由が自分の不倫にあったことから、その権利など自分にはないのだと語るのだった。
その頃鈍行列車にのり北海道に到着した黒板五郎は、息子の純と娘の蛍に車窓からの景色について説明していた。
周りの綺麗な景色に喜びを見せる蛍とは対照的に、純はそのあまりにも田舎な風景にこれからの生活に不安を覚えるのであった。
これから住む家
北海道へ着いた五郎たちは、親戚に当たる北村清吉の家を訪れると、東京からやってきた五郎たちを優しく迎え入れる。
その夜、五郎とお酒を酌み交わしていた清吉は、令子と別れたのかと呟くように五郎に質問をするのだった。
さらにこんな田舎にまで着いてきた純と蛍を心配するのだが、そこで五郎は令子の不倫が原因で別れたのだと告げる。
さらに令子は、その男性と同棲しており、とても2人を任せることができないのだと語るのだった。
その五郎の話しに納得する清吉であったが、子供たちのことを心配そうに見つめるのであった。
ボロい家
翌日、畜産や木材店などを経営する同級生の中畑和夫を訪ねた五郎たちは、家を建て直すための道具や、雑草を刈るための道具を借りにきていた。
久しぶりの再会によろこぶ和夫は、自分のところの従業員である松下豪介を手伝いに向かわせたと話すのだった。
お礼を告げた五郎は、さらにそこから車にしばらく揺られていき、やっとの思いで以前住んでいた家に到着する。
その家は住んでいない時間が長かったせいか、家には穴が空き草木は生えっぱなしなど人が住める状態ではなかった。
そんな家を見た純は、まるで小屋のようだと話すと、水道がないことを聞かされ、近くの沢に水を汲みに向かうのだった。
山奥に進んでいった純と蛍は、沢の近くで大きな物音にびっくりするが、猟師が歩いてきてほっと肩を撫で下ろすのだった。
熊が出る
なんとか住めるように穴を塞いだりした五郎たちは、そこで夕食をとることになり、電気も通らないその家に純はなかなか順応できずにいた。
その頃清吉の家にきていた中畑は、まるで人が住める状態ではないと話すと、都会育ちの子供には過酷すぎると口にする。
清吉の妻も心配する言葉をかけるのだが、五郎にも考えがありここに来たのだろうと、その考えを尊重することを決める。
一方、深夜に外で大きな物音で目を覚ました純と蛍は、階下にいる五郎に声をかけると、五郎から身を隠しておくよう告げられる。
昼間中畑から熊が出たという話を聞いた五郎は、恐る恐るその音のする方に向かっていくのだった。
するとそこにいたは、通称「くま」の松下がいることに気がつき、腰が抜けながらも一安心するのだった。
五郎の考え
五郎は、道具の手入れをしながら令子と別れ話をしていたときのことを思い出していた。
雪子とともにやってきた令子は、2人を連れて北海道へ行くと語る五郎を引き留めようと必死に説得をするのだった。
すると五郎は、令子が出ていった日から、家事や育児などの全てを令子に任せっきりにしていたことに気がついたと話す。
そして、それと同時に純や蛍に父親らしいことを何一つ出来てこなかったことを痛感し、北海道行きを決めたのだと語るのだった。
五郎の決意を聞いた令子であったが、子供達のことを心配するあまり、必死に五郎を説得しようとするのであった。
いなくならない
翌朝、薪の準備をしていた五郎のもとに、蛍がやってくると、純は昨夜のこともありまだ眠っていると話す。
早起きしてきた蛍とともに沢に水汲みに向かった五郎は、その途中の木々にいるたくさんの動物たちを蛍に見せるのだった。
沢について歯を磨いていた蛍に、五郎は不便な思いをさせてすまなかったと謝ると、蛍はこの状況を楽しんでいると答える。
ほっとする五郎であったが、純はやはりうまく適応できていないようで、文句を口にしているのだと聞かされるのだった。
すると今度は、蛍から自分達が着いていかなかったら1人でもこの場所に来たのかと質問をされる。
しばらく考えた五郎は、黙って頷くと人はいずれ1人で死んでいくものであり、いつかは孤独になるのだと語る。
それを聞いた蛍は、いつまでと五郎と一緒にいるつもりだとまっすぐな視線を送ると、その蛍の言葉に喜ぶ五郎であった。
都会から北海道の田舎に連れてこられた純はかなり戸惑っているようで、なかなか勝手すぎはしないかなと感じてしまいます。
まだ第一話ということもあり、長年愛され多くのファンを持つこの作品をこれから楽しみに見ていきたいと思います。
北の国からの内容
北海道・富良野の大自然を舞台にした”小さな家族の、大きな愛の物語”
&nsbp;
<出典>FOD公式
<出演者>
田中邦衛/吉岡秀隆/中嶋朋子/竹下景子/岩城滉一/原田美枝子/大滝秀治/地井武男/いしだあゆみ
<各話の視聴率>
第1話 廃屋 16.4%
第2話 手紙 11.2%
第3話 決意 9.3%
第4話 女弁護士 11.1%
第5話 キツネ 10.3%
第6話 マフラー 13.5%
第7話 電話 13.2%
第8話 水道 14.3%
第9話 来訪 13.5%
第10話 奇跡 16.0%
第11話 家出 13.8%
第12話 罠 13.2%
第13話 帰京 13.5%
第14話 UFO 13.2%
第15話 事件 15.1%
第16話 転校 14.4%
第17話 別離 18.6%
第18話 イカダ下り 16.2%
第19話 後悔 17.0%
第20話 転勤 17.5%
第21話 再会 15.7%
第22話 誕生日 17.8%
第23話 破れた靴 19.6%
最終話 丸太小屋 21.0%
北の国からの感想
20代女性
40代男性
50代男性
50代女性
40代女性
40代女性
30代女性
50代男性
40代女性
40代男性